FC東京戦でゴールを決めた浦和FW武藤雄樹(右) [写真]=瀬藤尚美
2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第15節が24日に行われ、浦和レッズが4-3でFC東京を下した。
浦和は序盤から主導権を握り、11分に柏木陽介が先制点を奪う。さらに、その3分後には、右サイドで関根貴大からパスを受けた柏木がボールを失うが、こぼれ球を武藤雄樹が右足でダイレクトシュート。リードを広げた。その後もゴールを量産し、FC東京を突き放す。しかし、後半の中盤から相手の反撃に遭う。2失点を喫して1点差に詰め寄られるが、なんとか逃げ切りに成功。乱打戦を制して敵地で勝ち点3を手にした。
2点目のゴールを奪った武藤は試合後、「今日はみんなで楽しもう、レッズらしいサッカーをしようと言っていた。前半からそういうシーンが多く出たので良かった。ミスしても取り返せばいいという割り切った気持ちでやったことで、今日のような試合ができた。(今までの試合で勝てなかったのは)メンタルの部分もあったのかな」と試合を振り返った。
「蹴った瞬間に入ったと思った」と言う自身のゴールについては、「普段、練習後に残ってトレーニングしている角度でもあったので、やっとその成果が出せてよかった。3試合ゴールがなかったが、そうやって(ゴールがないと)言われることが僕としてはうれしい。期待をかけてくれている証拠なので」と手応えを示した。
この試合は自身にとってJ1通算100試合出場のゲーム。「自分が100試合目だということは試合前から知っていましたし、この節目をチームの勝利や、自分のゴールで祝いたい、結果を残したいと思っていたので、うれしさが倍増です」と笑顔をのぞかせた。
しかし、これだけで満足する男ではない。「とはいえまだ100試合。レッズの他の選手は300、400試合とたくさんの試合に出ている。その方たちのように、これからもたくさん試合に出て、ゴールを決めたい」とさらなる活躍を誓った。
文=加藤晃子
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