神戸戦で齋藤の劇的逆転ゴールを喜ぶ横浜FMメンバー [写真]=大木雄介
2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第14節が17日に行われ、横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が対戦した。
リーグ戦ここ8試合無敗で年間順位7位の横浜FM。今節は、DF中澤佑二がJ1通算500試合出場達成のため、勝利で記録を飾りたいところ。対して神戸は4連敗中で同13位。今節を入れて残り4試合で未だ残留を確定できていない状況のため、順位浮上へ連敗脱出を狙う。
先制したのはアウェーの神戸だった。31分、ファビオのクリアミスを奪った渡邉千真が、そのままペナルティエリア内まで持ち上がり、GKとの1対1を落ち着いてゴール左に決めた。リードを奪った神戸だったが、40分に前田凌佑が、喜田拓也のクリアに対して足の裏を見せてブロックにいったため、この日2枚目のイエローカードで退場となった。前半はこのまま神戸の1点リードで折り返す。
後半は数的有利の横浜FMが主導権を握る。61分、伊藤翔の落としをエリア手前中央で受けた中村俊輔がダイレクトで左足を振り抜くが、シュートは右ポストに弾き返された。さらに69分、左サイドの齋藤学からクロスに、エリア内中央のアデミウソンがダイレクトでシュートを放つが、GK徳重健太に阻まれる。さらに71分にも、アデミウソンがエリア内左に抜け出して、シュートを放つが、徳重に弾き出された。
すると86分、横浜FMが待望の同点ゴールを獲得する。アデミウソンがエリア手前中央で右足を振り抜くと、シュートはゴール左隅に突き刺さった。さらに後半アディショナルタイムに入って94分、横浜FMがそのまま逆転に成功。中村がミドルシュートを放つが、徳重に弾き返される。こぼれ球をエリア内右の三門雄大が繋ぎ、最後はゴール前の斎藤が押し込んだ。
試合はこのまま終了し、横浜FMが2-1の逆転勝利。中澤のJ1通算500試合出場達成を白星で飾った。横浜FMはリーグ戦2連勝。一方の神戸は5連敗となった。
横浜FMは次節、川崎フロンターレとアウェーで対戦。神戸はモンテディオ山形をホームに迎える。
【得点者】
0-1 31分 渡邉千真(神戸)
1-1 86分 アデミウソン(横浜FM)
2-1 90+4分 齋藤学(横浜FM)
By サッカーキング編集部
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