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【平畠啓史氏はこう見る!】磐田と札幌による上位対決は激戦必至…終盤戦は“第4グループ”の追い上げに注目

9位の札幌は、J1プレーオフ進出圏内の6位まで勝ち点5差となっている [写真]=Getty Images

 10月10日に行われたJ2第36節は引き分けが6試合。勝ち点3を得たチームは5チームだった。そして、ここにきてグループ分けが鮮明になった。首位大宮アルディージャロアッソ熊本に敗れたものの、2位ジュビロ磐田との勝ち点差は「9」。第35節磐田戦において、家長昭博のゴールで高橋尚子がサングラスに手を掛け、ムルジャのゴールで道路に放り投げた感じになった(例えが若干古め、かつわかりづらっ!)。

 いよいよラストスパートである。先頭の背中は見えないが、第2グループは勝ち点2差ずつで磐田、アビスパ福岡セレッソ大阪。2位争いは最後まで続きそうだ。第3グループは勝ち点54で5位の東京ヴェルディと同53のV・ファーレン長崎ジェフユナイテッド千葉愛媛FC。現状では勝ち点を伸ばし切れていない。そして、今節注目しているのが第4グループ。9位から14位、勝ち点が「48」から「46」のグループである。この第4グループで先頭に立つのがコンサドーレ札幌。東京V、ツエーゲン金沢に連勝し、順位を13位から9位に上げた。J1昇格プレーオフ圏内の6位長崎との勝ち点差は残り6試合で「5」。簡単に縮められるような数字ではないが、可能性は十分にある。ここ数試合の守備の安定感に加え、第3グループ、第4グループにおいて、最も攻撃に可能性を見出せるのが札幌である。どのチームも勝ちたいが負けたくない。先制点を与えると苦しくなる。ゆえに、守備に比重を置くチームが少なくない。となると、攻撃的なポジションの3、4人の選手で点を取れるか、もしくはセットプレーで点が取れるかどうかがポイントになってくる。小野伸二がトップ下でスタメン出場し、2試合連続ゴールを記録。これは相当な好材料だ。ところが、2トップの都倉賢ナザリトに最近ゴールがない。ただ、二人の破壊力はJ2をご覧の方ならご存知だろうし、ポテンシャルは半端ない。そして、なによりゴールから遠ざかっていることが、対戦相手にとって不気味だろう。ゴールに飢えたストライカーほど怖いものはない。残り6試合でこの二人が勢いに乗れば、札幌はプレーオフ圏内に進出するだろう。加えて、今節は出場停止明けの内村圭宏が戻ってくる。荒野拓馬の動きも悪くないだけに、磐田戦での好パフォーマンスに期待したいところだ。一方で2位の磐田は、後ろから福岡、C大阪の足音や息遣いが聞こえるようになってきたこともあって負けられない。札幌も負けると何チームかに抜かれ、順位を下げる可能性もある。点の取り合いになる可能性も含めて、かなりエキサイティングなゲームになるだろう。

 もう一つの注目ゲームは、第4グループに属するチーム同士の直接対決。勝ち点47で10位のファジアーノ岡山と、同46で12位の金沢の対戦だ。岡山は夏場で順位を下げてしまったが、ここにきて復調気味。リーグ戦8試合負けなしを維持するだけでなく、8試合で喫した失点はわずかに「2」。持ち前の守備の安定を取り戻した。矢島慎也はボランチで技術の高さを見せる。押谷祐樹の非凡な得点感覚は相手ディフェンスの脅威になっている。そして、見逃してはならないのがシャドーのポジションに位置する伊藤大介。彼のセンスが光る。直線的にゴールに向かおうとする岡山にあって、絶妙なアクセントになっている。そんなV字回復傾向にある岡山と対戦する金沢は、6月21日の第19節福岡戦で勝利して以来、実に17試合勝利がない。それでも12位につけ、なおかつ得失点差は「+4」。序盤戦でいかに勝ち点を稼いでいたかがわかる。そして、今季のJ2は大混戦であるため、この終盤戦で勝ち点を伸ばすことができれば、プレーオフ圏内でのフィニッシュも不可能ではない。第4グループを抜け出して、第3グループ(プレーオフ圏内)に加わるための戦いも熾烈を極めている。

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