逆転弾を決めたアリソン(中央)[写真]=清原茂樹
2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第8節が22日に行われ、湘南ベルマーレと川崎フロンターレが対戦した。
湘南は前節の浦和レッズ戦こそ0-1で落としたが、セカンドステージここまで3勝2分け2敗の6位につけている。同じくセカンドステージで6位につける川崎は、MF中村憲剛が公式戦通算500試合を迎え、主将の節目の試合で勝利を掴みたいところだ。
試合は開始直後からいきなり動く。湘南ボールでキックオフされると、川崎のFW杉本健勇が前線でパスカット。右サイドの大久保へパスをつなぎ、再び杉本にボールを戻すと、最後はペナルティエリア手前に走りこんだ大久保がゴール左に決めて、開始14秒で川崎が先制に成功した。
一方の湘南はラッキーな形で同点に追いつく。11分、川崎が自陣右サイド深い位置でボールをまわすと、武岡優斗がボールの処理を誤りエリア内で藤田祥史に奪われる。藤田は冷静にGK新井章太をかわしてゴールに蹴りこみ得点を挙げた。
続く27分、クロスボールのこぼれ球を永木亮太が右足ボレーシュートで狙ったが、GK新井の好セーブに阻まれ、得点には至らなかった。
その後は両チームともに攻め合ってチャンスを作ったが、ゴールを奪うことはできずに1-1で前半終了を迎えた。
後半、先にチャンスを作ったのは川崎。64分、カウンターから杉本がペナルティエリア左に抜け出して右足でシュートを放ったが、ここはわずかに枠の右に外れてしまった。
すると76分、湘南がカウンターからチャンスを作る。ハーフウェーライン付近でボールを奪うと、右サイドでパスを受けた古林将太がクロスを供給。ゴール前に飛び込んだ途中出場のアリソンがヘディングシュートを叩き込み、湘南が勝ち越しに成功した。
湘南は終盤に川崎の猛攻を受けたが、GK秋元陽太を中心になんとか守りきり、2-1で神奈川ダービーを制した。
次節、湘南は敵地でガンバ大阪と、川崎はホームで鹿島アントラーズと対戦した。
【得点者】
0-1 1分 大久保嘉人(川崎フロンターレ)
1-1 11分 藤田祥史(湘南ベルマーレ)
2-1 76分 アリソン(湘南ベルマーレ)