明治安田生命J1リーグ1stステージ第10節が6日に開催され、ベガルタ仙台とFC東京が対戦した。
ホームの仙台は4連敗と苦しい戦いが続いている。対するFC東京は前節、川崎フロンターレとの“多摩川クラシコ”を制し3連勝中。今節もしっかりと勝ち点3を積み上げ、首位浮上を狙う。
25分、仙台に大きなチャンスが訪れる。ペナルティエリア内でロングボールを待ち構えていたウイルソンが吉本一謙のファウルを誘いPKを獲得。しかし、ウイルソンが放ったシュートは権田修一のファインセーブに阻まれた。
34分、FC東京がセットプレーから先制点を奪う。エリア手前左の位置でFKのチャンスを得ると、太田宏介のクロスに、ファーサイドの森重真人がダイレクトで右足ボレーを叩き込んだ。1点リードで前半を終える。
FC東京は48分にPKを獲得。武藤嘉紀がゴール左にきっちりと決め、リードを広げた。52分には、太田が左サイド深い位置から中央に折り返したところ、武藤が左足を豪快に振り抜きネットに突き刺した。仙台は3点を追いかける厳しい展開となる。
75分、左サイドのハモン・ロペスからのクロスに菅井直樹が飛び込んだが、得点には至らず。81分にはエリア手前でパスを受けた梁勇基がドリブルで仕掛け左足シュートを放ったが、枠を大きく外れた。すると88分、右サイドやや遠い位置でFKを獲得。クロスボールにエリア内左の多々良敦斗が頭で落とすと、石川直樹が左足で蹴り込み、ゴール右隅に沈めた。仙台がようやく1点を返す。
その直後、ハモン・ロペスが追加点を奪い1点差まで詰め寄るが時間切れ。先に3点のリードを奪っていたFC東京が逃げ切り、3-2で勝利を収めた。次節、仙台は浦和レッズと、FC東京は鹿島アントラーズとそれぞれホームで対戦する。
【得点者】
0-1 34分 森重真人(FC東京)
0-2 48分 武藤嘉紀(FC東京)
0-3 52分 武藤嘉紀(FC東京)
1-3 88分 石川直樹(ベガルタ仙台)
2-3 90分 ハモン・ロペス(ベガルタ仙台)