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【J1・1st第7節予想スタメン 広島vs清水】ナビスコ杯勝利で連敗をストップ…清水が広島戦で今季初の公式戦連勝を狙う

2015.04.24

ナビスコ杯仙台戦で勝利し、公式戦連敗を止めた清水 [写真]=Getty Images

サンフレッチェ広島 熾烈なポジション争いに注目

「永遠に無得点記録が続くとは思わない」と森崎和幸が語っていたが、3試合連続無得点中の広島が4試合連続完封中の首位FC東京から2得点を奪って逆転勝ちするとは、想像できなかった。しかもその3日後、先発全員を入れ替えた平均年齢23.18歳の若者集団が超アウェーとなったアルウィンで松本を4−2と粉砕し、今季カップ戦初勝利をあげる快挙。森保一監督が「予想以上」と笑顔を見せるほどの圧巻パフォーマンスを見せてくれた。ネガティブな空気感がチームを包んでいた状況が嘘のようだ。


 特に注目は期待のストライカー浅野拓磨がブレイクへの夜明けを迎えたこと。最近公式戦4試合で4得点。FC東京戦では逆転弾を放ち、松本戦では勝利を決定づける4点目をマーク。強烈なスピードとキレが結果に結びつき、若者は今、自信を膨らませている。彼だけでなく野津田岳人も松本戦で2得点と調子をあげ、FC東京戦で活躍を見せたドウグラス、柴崎晃誠、現在負傷離脱中の森崎浩司も含め、前線のポジション争いがいっそう激しくなった。

 東京から松本へと移動を重ね、5日間もの長期遠征となり肉体的な疲労は否めない。首位のFC東京に勝利したといっても、今季はその時点での最下位である神戸や名古屋に敗れるなど戦いぶりが不安定。自分たちのミスからの失点が目立ち、3試合連続して先制点を許している。試合の入りや前後半のアディショナルタイムでの失点が目立っていることも要注意事項だ。(紫熊倶楽部 中野和也)

■広島予想スタメン
3-4-2-1
GK
林卓人
DF
塩谷司
千葉和彦
水本裕貴
MF
ミキッチ
青山敏弘
森崎和幸
柏好文
ドウグラス
柴崎晃誠
FW
佐藤寿人

清水エスパルス 公式戦9試合ぶりの白星、今節も勝ち点奪取を切望

 水曜日のナビスコ杯仙台戦で、ようやく公式戦9試合ぶりの勝利を挙げ、重圧が少し和らいだ清水。ただ、今節はここ2年勝利のない広島(1分3敗)が相手で、Eスタでは広島がJ1に復帰した2009年以降は1回しか勝てていない。広島は、守備時は5バック、攻撃時は5トップという独自のサッカーを展開するが、清水はそれを苦手にしており、サイドチェンジも含めて広島に好きなようにやらせないことが、まず大きな課題となる。

 また、最近目立っているのは、セットプレーも含めてあっさりと失点してしまう場面が増えたこと。犬飼智也三浦弦太河井陽介など守備陣に故障者が増えている中、選手個々の粘り強い対応という部分も改善しなければいけない要素と言える。ただ、前節の名古屋戦では良い面があまり出なかったが、ピーター・ウタカミッチェル・デュークといった新戦力をはじめ、白崎凌兵大前元紀村田和哉といった日本人アタッカーも調子を上げてきている。選手同士の連携も徐々に良くなってきたので、彼らがうまくかみ合えば、得点機は確実に増えていくはずだ。

 また中盤では、竹内涼村松大輔八反田康平らのけが人が復帰して、選手層に厚みが出てきたのもプラス材料。村松はフィジカルや球際といった面で強さを発揮するので、終盤の逃げ切り要員としても貴重な存在となる。そんな中、結果的にアウェーで引き分けに終わったとしても、連敗を止めるという意味ではチームにとって大きな勝ち点1となるはずだ。(前島芳雄)

■清水予想スタメン
4-2-3-1
GK
櫛引政敏
DF
枝村匠馬
ヤコヴィッチ
平岡康裕
福村貴幸
MF
本田拓也
六平光成
村田和哉
ミッチェル・デューク
白崎凌兵
FW
ピーター・ウタカ

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