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広島、小谷野薫社長の退任を発表「『1日25時間』突っ走れた」

2015.02.12

退任を発表した小谷野薫氏 [写真]=Getty Images

 サンフレッチェ広島は12日、小谷野薫代表取締役社長の退任を発表した。

 小谷野氏はクラブ公式サイトを通じて、「本日の取締役会で、代表取締役社長を退任する承認をいただきました。一身上の都合での急な退任でもあり、株主、スポンサー、サポーターをはじめとする皆様にはご迷惑をおかけしました。また、サンフレッチェの取締役になってから3年、社長になってから2年の間、皆様には本当にお世話になりました」と、謝罪と感謝のコメントをすると、「この間、チームのリーグ戦2連覇やACLの2年連続出場、天皇杯とJリーグヤマザキナビスコカップの準優勝と、今となっては素晴らしい思い出ばかりです」と在任期間を振り返った。


 さらに、「監督や選手をはじめとする現場やフロントスタッフが一丸となって、サンフレッチェは安定的な経営基盤を築くことができました。新しい社長、新しい経営体制のもとで、サンフレッチェがさらなる発展を遂げることを祈って止みません」とクラブの更なる発展を願っている。

 そして、最後に改めて広島サポーターに向けて次のように綴り締めくくった。

「サポーターの皆様、至らぬことだらけの風変わりな社長に2年間お付き合い下さり、本当にありがとうございました。いろいろなアクシデントや失敗もありましたが、社長就任の時の挨拶の通り、自分なりに『1日25時間』突っ走れたと思います。この2年間は私の人生にとっての宝物のような時間でした。これからも私は広島のために頑張ります。今シーズンもまた激しい戦いが続くと思いますが、これまで以上に『輝く誇り』をもって、サンフレッチェへの熱い声援をよろしくお願いします!」

 小谷野氏は、2012年4月に広島の取締役に就任。2013年からは代表取締役社長を務めていた。在任期間には同氏がモデルとなったゆるキャラ「こやのん」も誕生。正式にグッズ化もされキーホルダーなどが販売された。

 なお、現在52歳の小谷野氏は4月に行われる広島市長選に立候補することを表明している。同クラブの新社長は20日に行われる取締役会にて決定する予定だと発表されている。

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