練習に汗を流す宇佐美 [写真]=CORACAO 齊藤友也
沖縄県中城村でキャンプを行っている三冠王者ガンバ大阪は16日、キャンプ3日目のトレーニングを行った。
前日に2年ぶりの復帰が発表されたGK藤ヶ谷陽介もこの日から合流。トレーニング開始前に挨拶を行い、選手、スタッフの歓迎を受けた。
この日は、2部練習が予定されていたが午後の練習はキャンセルとなり、急きょオフに。それもあって、「しっかりと内容の濃いメニューを消化した」(長谷川健太監督)。
まずは、ウォーミングアップを兼ねたパス交換。距離を変えつつ、インサイドキックやインステップキック、さらにワンツーからのロングキックなど、バリエーションをつけて行い、コーチ陣からは「速いボールを!」などと指示が飛ぶ。
その後、ストレッチを挟み、2グループに分かれてのボール回しを行ったあと、全体でのボール回し。7人ずつの3グループに分かれ、2チームがおよそ25メートル四方のエリア内でボールを奪い合う。ボールを持つグループはエリア外にいる7人を含め14人でボールを回すことになるが、「3タッチまで」「2タッチまで」とボールタッチ数に制限を設けられているため、素早い判断力と高い技術が要求されることに。
最後には、GKを入れてハーフコートでのミニゲームを約40分実施。ルーキーの平尾壮が左足で豪快なゴールを決めると、負けじと宇佐美貴史も態勢を崩しながらのボレーでゴールネットを揺らすなど、選手それぞれが全力プレーを見せ、この日の練習を締めくくった。
「初日、2日目はミスも多く見られたが、今日は連動したプレーなどいい場面も見られた」と、長谷川監督も納得の表情を見せていた。