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GK山岸が劇的決勝弾、山形が磐田破り決勝進出/J1昇格プレーオフ

2014.11.30

GK山岸範宏の決勝弾で山形が勝利した [写真]=佐藤博之

 J1昇格プレーオフの準決勝がヤマハスタジアムで行われ、J2リーグ戦4位のジュビロ磐田と6位のモンテディオ山形が対戦した。

 2012年以来、3度目の開催となるJ1昇格プレーオフは、リーグ5位のギラヴァンツ北九州がJ1クラブライセンスを保有していないため、史上初の3チームによる争いとなった。例年通り、年間順位の優位性を確保するため、リーグ4位の磐田は引き分け以上で決勝進出となる。


 試合は立ち上がりからホームの磐田が攻勢に出る。21分、宮崎智彦が放ったミドルシュートはGK山岸範宏が弾き、さらにこぼれ球を最後は磐田MF山崎亮平が詰めたが、GK山岸が立ちはだかった。

 試合が動いたのは26分。磐田GK八田直樹が飛び出してクリアしたボールを山形DF山田拓巳が拾い、精度の高いクロスを送る。これを中央に走りこんだFWディエゴがヘディングでゴールに突き刺し、山形が先制に成功した。

 リードを許した磐田だったが、山崎がキレのあるプレーで攻撃をけん引する。31分、40分に決定機を作り出したが、いずれも山形GK山岸の好セーブに阻まれた。

 磐田が同点に追いついたのは前半アディショナルタイム。右サイドのDF駒野友一のクロスから宮崎がシュートを放つ。一度はDFがブロックするも、走り込んだ山崎がこぼれ球を押し込み、1-1で試合を折り返す。

 後半に入り、勝利しか決勝進出の道がない山形は、磐田ゴールを目指し果敢に攻め込むも、なかなかゴールを割ることができない。さらに57分にはエースのFWディエゴが負傷交代をしいられ、苦しい時間帯が続く。

 山形は73分、自陣からカウンターを仕掛け、MF伊東俊が磐田GK八田と一対一のチャンスを迎えたが、シュートは八田に止められ、ビッグチャンスを物にできなかった。

 山形の猛攻に対し、磐田守備陣が必死に耐える中、決着がついたのは後半アディショナルタイムだった。山形のCKのチャンスにヘディングで合わせたのは、ゴール前に上がっていたGK山岸。これが値千金の決勝ゴールとなり、山形が2-1で勝利した。敗れた磐田は、チームの目標としていた「1年でのJ1復帰」がついえた。

 勝利した山形は、12月7日に味の素スタジアムにて開催されるプレーオフ決勝戦で、J2・3位のジェフユナイテッド千葉と対戦する。

【スコア】
ジュビロ磐田 1-2 モンテディオ山形

【得点者】
0-1 26分 ディエゴモンテディオ山形
1-1 45+3分 山崎亮平ジュビロ磐田
1-2 90+2分 山岸範宏モンテディオ山形

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