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【J1第32節予想スタメン 清水vs名古屋】“救世主”村田を筆頭に攻撃陣が好調を維持…J1残留を目指す清水は連勝を飾れるか

2014.11.21

第31節の川崎戦で劇的勝利を飾った清水 [写真]=Getty Images

清水エスパルス 攻撃陣は“救世主”村田を筆頭に好調を持続

 第31節川崎戦を劇的勝利で飾り、約3週間の中断期間に入った。「降格圏を脱出して、余裕を持って色々なことを考えられた」と大榎克己監督が話すように、緊張感の続く日々から少し解放され、心理面ではプラスに転じたようだ。


 ただ、前節の勝利はチームに勢いを与えたが、休みを挟んだことで影響を及ぼすかもしれない。また、この期間にようやく復帰の目途が立った長沢駿が14日の練習中に右太もも裏を負傷して再び離脱。幸い軽傷だったが、名古屋戦には間に合わない。さらに、杉山浩太藤田息吹とボランチの負傷も相次いでいる。現在アンカーを務めている本田拓也に“もしもの事”があれば、一転して危機を迎えてしまう。日程の都合上、仕方のない事とはいえ、清水にとってこの3週間はプラスにもマイナスにもなった。

 清水は中断期間で練習試合を3試合こなし、前節川崎戦で約5カ月ぶりに公式戦で先発復帰した竹内涼が2得点を挙げるなど、攻撃陣は好調を維持。さらに、終盤戦で“救世主”となっている村田和哉は、3得点2アシストととどまるところを知らない。だが、改善中の守備陣は、大学生相手に失点を重ねるなどの問題も見受けられた。

 今節の対戦相手である名古屋は、先月11日に行われた天皇杯準々決勝においてPK戦の末に勝利しており、選手たちの中でも印象は良い。残り3試合のうち、残留を争ううえで大一番となりそうな一戦で、是が非でも勝ち点3を手にしたいところだ。(田中芳樹)

■清水予想スタメン
4-1-4-1
GK
櫛引政敏
DF、
河井陽介
ヤコヴィッチ
平岡康裕
吉田豊
MF
本田拓也
大前元紀
六平光成
竹内涼
高木俊幸
FW
ノヴァコヴィッチ

名古屋グランパス 勝利のカギは攻撃陣の奮起、2トップの活躍に期待がかかる

 2週間のインターバルを経て、リーグ戦が再開。川又堅碁ら負傷を抱えてプレーしていた選手が多かった名古屋にとっては、恵みの時間となった。

 直近のリーグ戦3試合は負けていないが、そのうちの2つのドローは「勝ちきらなければいけないゲームだった」(西野朗監督)。カウンターだけに頼らずに攻撃の幅を広げ、チャンスを創出したが、決定力不足に泣いてしまった。守備は安定しているだけに状態は良い名古屋だが、その意味でもFW陣の奮起は不可欠。けがの癒えた川又、自己最多タイの2桁得点まであと1ゴールに迫っている永井謙佑の2トップに期待したい。

 清水とは前回対戦の開幕戦で惜敗し、天皇杯準々決勝でもPKの末に敗北。さらにノヴァコヴィッチは、大宮時代を含めて過去4試合で3得点を許している天敵中の天敵である。激しい残留争いを戦う清水のモチベーションの高さは、前節川崎戦の劇的勝利を見れば明らかだ。指揮官が「しっかりと目標設定をしないと話にならない」と気を引き締めるように、難しい試合を強いられることは間違いない。

 だが、一戦必勝を前提としたうえで、名古屋にも大きな目標ができた。16日に発表された、中村直志の今季限りでの現役引退。負傷していた中村は今週に復帰したばかりのため出場は微妙だが、14年も名古屋一筋を貫いた“ミスター・グランパス”と戦えるのも残り3試合である。多くの戦友の契約満了が決まった昨季と同じように、チームには強い団結心が芽生えている。(totoONE編集部)

■名古屋予想スタメン
4-4-2
GK
楢崎正剛
DF
磯村亮太
牟田雄祐
田中マルクス闘莉王
本多勇喜
MF
田鍋陵太
田口泰士
ダニルソン
矢田旭
FW
永井謙佑
川又堅碁

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