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【J1第23節予想スタメン 広島vsG大阪】勝ち点で並ぶ両者が激突…好材料を多く揃えるG大阪が優位か

2014.09.12

攻撃陣が好調を持続するG大阪 [写真]=Getty Images

サンフレッチェ広島 長距離移動による疲労面だけでなく、連係面にも不安

 8月23日のC大阪戦から続いた7連戦。その最後が13日のG大阪戦となる広島は、中2日の連続で疲れをとる暇もない。G大阪も5連戦の最中で疲れているはずだが、長距離移動を何度か繰り返した広島の状態はさらに心配。水本裕貴皆川佑介の2人を代表に送り出したことで、チーム全体の練習による「合わせ」の時間が少なくなり、コンビネーションにも不安は残る。


 ただ、第19節の鳥栖戦以降に取り組んだ守備の再構築が順調に進んでいるのは好材料だ。鳥栖戦以降の公式戦8試合で完封が6試合。リーグ戦に限れば、4試合中3試合が完封で失点は1。「1点取れば勝てる」という自信が、今の広島にはある。さらに徳島戦以降は停滞した攻撃面も向上中。自分たちからアクションを起こしてボールを奪い、主導権を握って相手ゴールに迫る形ができてきた。攻守ともにチームとしては右肩上がりの状態にある。

 だが、天皇杯のG大阪戦では前半、彼らが広島戦用に準備したダイヤモンド型の中盤に戸惑った。遠藤保仁をつかまえきれず、明神智和今野泰幸らベテランボランチの壁を乗り越えられず、3失点を喫しての完敗。勢いを加速させることができなかった。盛り返した後半のようなアグレッシブな戦いができるかどうか。運動量とテクニックに特長を持つ茶島雄介をシャドーに起用し、皆川佑介との“ユニバーシアード代表コンビ”が息の合った関係性でゲームを作るプランも、ここにきて浮上している。(totoONE編集部)

■広島予想スタメン
3-4-2-1
GK
林卓人
DF
塩谷司
千葉和彦
水本裕貴
MF
清水航平
青山敏弘
森崎和幸
山岸智
茶島雄介
高萩洋次郎
FW
皆川佑介

ガンバ大阪 広島戦に向けて主力を温存、サブ組の活躍もプラス材料に

 ナビスコ杯と天皇杯をいずれも勝ち上がり、佐藤晃大丹羽大輝らリーグ戦では出番の少なかったサブ組が存在感を見せるなど、チームは確かな底上げを見せている。特に天皇杯では佐藤とリンスが得点を記録。リーグ戦に向けて攻撃のカードが増した格好だ。

「リーグ戦で上位についていけるかどうかの大事な広島戦」と長谷川健太監督が話すように、天皇杯では宇佐美貴史岩下敬輔オ・ジェソクらをあえて温存し、広島戦に全力を向ける体制を整えた。

 現在公式戦2試合連続で得点中の宇佐美も万全の状態で、連覇中の広島相手にモチベーションを高めている。前線でコンビを組むパトリックとも2トップでチャンスを作り出しているが、パトリックも足下のシュートには難が残る。戦術的には欠かせない選手だが、やはりシュート精度は課題のままだ。

 その一方で、懸念材料はU-21日本代表に合流した西野貴治の不在。代役となるのは天皇杯で先発した丹羽が濃厚だが、連係面で岩下敬輔といかに呼吸を合わせるか。また西野の不在により、DFラインに高さがなくなることも懸念材料となる。連戦でも全く疲れを見せることなく攻守に奮闘している今野泰幸の存在は心強いが、丹羽の耐久力は広島戦でもカギとなるだろう。

 天皇杯から中2日で再び同じ相手と対戦するG大阪だが、温存された宇佐美らと、連戦が続いている遠藤保仁や今野らとのコンディションの差も気掛かりな点だ。(totoONE編集部)

■G大阪予想スタメン
4-4-2
GK
東口順昭
DF
米倉恒貴
丹羽大輝
岩下敬輔
オ・ジェソク
MF
阿部浩之
今野泰幸
遠藤保仁
倉田秋
FW
パトリック
宇佐美貴史

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