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【J1第17節予想スタメン 清水vs柏】不振脱却の兆しが見えない清水、今節はリーグ戦8試合未勝利の“難敵”柏と対戦

2014.07.25

リーグ戦7戦未勝利と低迷が続く清水、ゴトビ監督の手腕が問われる [写真]=Getty Images

清水エスパルス 15位に低迷する清水、昨季同様に“土壇場での強さ”を発揮できるか

 リーグ戦1周目最後の相手は柏。またもや続く鬼門の一つだ。ここまで柏とのリーグ戦8試合勝ちなし。特にアフシン・ゴトビ監督就任以降は一度も勝てていない。ゴトビ監督初陣となった2011年の開幕戦では0-3で敗戦。その相性の悪さに加えて、今のチーム状態は最悪だ。


 前節G大阪戦は、前半9分までに2点を失い、意気消沈。前半のシュートが0本とまったく攻められなかった。後半に入り、ノヴァコヴィッチの直接FKなどで最終的にはシュート数は4本という記録になっているが、ほぼ得点の可能性が見えない試合だった。それは、指揮官が「今シーズンで一番悪い試合」と語るほどだ。

 試合後、ゴトビ監督はポジティブな点として「これ以上悪くなるということはない」と語った。4月26日の第9節仙台戦に勝って以来、リーグは7戦勝ちなしで内容、順位とも下降線をたどっている。そろそろ下げ止まりとなってもおかしくない。選手たちも口々に責任を口にし、杉山浩太が話すように「サポーターに喜んでもらいたい」と考えるのはプロである以上当然のこと。ホームの試合であれば、それはなおさらのことだ。この試合の勝利を、選手全員が渇望している。

 昨季、開幕から調子が上がらず、リーグ戦第4節で広島に敗れた後、サポーターに選手バスを囲まれた。その次の試合で初勝利。そこから5戦無敗と持ち直した。このように、清水には“土壇場での強さ”がある、と信じるしかない。(田中芳樹)

■清水予想スタメン
4-2-3-1
GK
相澤貴志
DF
ヤコヴィッチ
平岡康裕
杉山浩太
吉田豊
MF
本田拓也
六平光成
石毛秀樹
ノヴァコヴィッチ
高木俊幸
FW
大前元紀

柏レイソル ネルシーニョ監督就任以降は清水戦無敗、J1再開後初白星を狙う

 中断明けの2試合をこなし、1分1敗と柏は未だリーグ戦での勝ち星がない。第15節仙台戦のスコアレスドローのように、今の柏は守備に安定感があっても、チャンスで決め切れない攻撃面こそが懸念材料かと思われていたが、前節の広島戦では、第10節G大阪戦以来の複数得点を挙げるも、今度は5失点と守備が崩壊。攻守がうまく噛み合っていない印象がある。

 ただ、広島戦も複数得点を挙げたとはいえ、相手と同等か、それ以上のチャンスを作り出していた。チャンスで決め切った広島と、決め切れなかった柏、その差がスコアに反映されており、依然として攻撃陣の決定力不足が解消されたとは言えないのが現状。もちろん、エースの工藤壮人に5試合ぶりのゴールが生まれ、田中順也の後釜としての活躍が期待される狩野健太に今季初ゴールが生まれたことはポジティブな要素だ。ボールを保持して敵陣へ攻め入り、複数人がボールに関わりながら攻撃する形はできており、実際にチャンスの数は多い。そこを決め切るフィニッシュの精度や、ラストパスやクロスの精度、最後の部分での向上が求められる。

 決して状態は万全ではないが、清水戦において近年は無類の強さを誇る。なにしろ、ネルシーニョ監督の就任以降、清水には未だ負けなし。全7戦で6勝1分、敵地アウスタでは3連勝中だ。この相性の良さを生かし、再開後の初勝利を挙げたい。(鈴木潤)

■柏予想スタメン
3-3-2-2
GK
菅野孝憲
DF
鈴木大輔
増嶋竜也
渡部博文
MF
キム・チャンス
大谷秀和
橋本和
茨田陽生
狩野健太
FW
工藤壮人
レアンドロ

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