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Jが差別的行為へ対応…試合運営のセキュリティ関連諸規程を改定

2014.04.23

 Jリーグは22日、「試合運営におけるセキュリティ関連諸規程」を改定したことを発表した。

 Jリーグは、更なる安全で快適なスタジアム環境の構築に向けて検討した結果、差別的行為への対応について、諸規程を一部改定。Jリーグ統一禁止事項に、差別的、侮辱的もしくは公序良俗に反する言動の禁止(※当該言動が上記に該当するかは主管クラブが判断することとします)を追加。Jリーグ共通観戦マナー&ルールの「人を傷つけることを目的とした横断幕や垂れ幕を掲げることは、おやめください」という部分を、「差別的、侮辱的もしくは公序良俗に反する発言や行為は、絶対におやめください」に変更した。


 また、試合運営管理規程に、「観戦にあたっては、フェアプレー精神に則った応援をお願いするとともに、試合運営管理規程を遵守くださいますようお願いいたします」と「なお、当該行為が試合運営管理規程に抵触するか否かについては、Jリーグまたは各クラブが最終的に判断させていただきます」という部分を追加している。

規程の第4条(持ち込み禁止物)には、「以下に該当すると主催者もしくは主管者が判断した掲示板、立て看板、横断幕、のぼり、旗、プラカード、ゼッケン、文書、図面、印刷物等」として、「(1)政治的、思想的、宗教的主義、主張または観念を表示し、または連想させるもの (2)差別的、侮辱的な内容、表現を含むもの (3)選手やチームを応援または鼓舞する目的が認められないもの (4)大会の運営に支障を及ぼすおそれがあるもの」を追加。また、第5条(禁止行為)に「人種、肌の色、性別、言語、宗教、政治または出自等に関する差別的あるいは侮辱的な発言または行為をすること」と「上記各号のほか、公序良俗に反する発言または行為をすること」を加えている。

 他にも、規定の第9条(入場拒否、退場命令、物の没収)に、「主催者または主管者は、前項に該当する者に対し、主催者または主管者が被った損害(当該者の違反行為を理由としてクラブに科された制裁に起因してクラブが被った一切の損害を含む。)の賠償を請求することができる」が足されている。

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