22日、Jリーグは各月のリーグ戦で最も優れたゴールを表彰する「月間ベストゴール」の3月度の受賞ゴールを発表した。
3月度月間ベストゴールに選ばれた得点は、サンフレッチェ広島FW佐藤寿人がJ1第2節川崎フロンターレ戦の57分に決めた得点。Jリーグ選考委員会は、次のように受賞理由を説明している。
「相手ディフェンダーの背後をつく動きから、くさびを受けるまでの駆け引きのうまさと俊敏さは、佐藤選手のポジション取り、状況判断の良さ。また、くさびで受けたボールがトラップで浮きながらも、相手を背負った状態でコントロールしながらすぐにハーフボレーでシュートに持っていく点は彼のイメージの豊富さを表しているうえ、しっかりとそれを表現する技術の高さを評価した。ミドルレンジからの鮮やかなボレーは、ゴールをほとんど見ずに打たれており、佐藤選手の空間認知能力の高さを証明している。ストライカーらしい独創性にもあふれ、海外でもゴールシーンが話題になっているのも、うなずける」
月間ベストゴールは、Jリーグオフィシャルブロードキャスティングパートナー「スカパー!」の協力による、ファン・サポーターによる一般投票と、スポーツ・サッカーメディア関係者からの推薦によりノミネートされたゴールから決定。年間で最も優れたゴールに与えられる「最優秀ゴール賞」にノミネートされ、「最優秀ゴール賞」はシーズン終了後に行われるJリーグアウォーズで表彰される予定。