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来季から新設のJ3リーグ、J1・J2と異なるシステムの全体像とは?

 2014シーズンから、J3リーグが開幕する。各種のニュースなどでその報に触れているファンは多いと思うが、一体全体どんなルールの下で行われるリーグなのか。今回はその全体像について解説してみたい。

 まずJ3リーグはJ1、J2に連なるリーグだがが、別組織として運営される。プロ選手を揃えたプロクラブであることを前提としていたJ1・J2と異なり、J3はアマチュア色も混在するリーグとなるため、線引きが必要だったからだ。3名以上のプロ選手保有を義務づけているのがJ3リーグだが、逆に言えば「プロは3名いればいいリーグ」とも言える。

 このリーグに参加するのは、ブラウブリッツ秋田、グルージャ盛岡、福島ユナイテッドFC、FC町田ゼルビア、SC相模原、Y.S.C.C.、AC長野パルセイロ、ツエーゲン金沢、藤枝MYFC、ガイナーレ鳥取、FC琉球の11チームにJFA/Jリーグ U-22選抜チーム(仮称)を加えた計12チームとなる。

 この12チームが3月9日から11月23日まで3回戦総当たりで計33節を戦い、順位を競うことになる。J1・J2で出場機会のない若手選手で編成されるU-22選抜のみホームスタジアムを持たず、全てアウェーゲームとしてこのリーグを戦う。

 J2への昇格は、原則として1位チームが自動昇格、2位チームがJ2の21位との入れ替え戦に臨む形となる。ただ、これはあくまで原則。スタジアムなどの環境面やクラブとしての組織面を含めた規定を満たし、J2ライセンスを取得しなければ昇格の権利は得られない。現実的にはJ3クラブの多くはこの規定を満たしておらず、初年度に昇格の資格を持ってリーグに臨むチームは一定数に限定されそうだ。

 もしも昇格の資格を持たないクラブが1、2位に入った場合はJ2の降格(入れ替え戦)対象クラブが難を逃れる形となり、“繰り上げ当選”は実施されない。ただし、ここにも例外的体があり、U-22選抜が1位や2位に入った場合に限定して、繰り上げ当選が実施される。これは、若手育成を目的とするU-22選抜の存在によってJ3クラブの発展が妨害されるようでは本末転倒となるためだ。

 また、成績を理由とした降格の規定はない。クラブ数はかつてのJ2リーグのように順次拡大していく方針だ。

 外国籍選手の数は最大2名。J1・J2の3名に比べて制限が厳しい。J1・J2にあるAFC(アジアサッカー連盟)枠もないが、東南アジア諸国などが該当する提携国枠が1つ、別に設けられている。この提携国枠はJ1・J2にも来季から設けられるが、東南アジア諸国の選手雇用を各クラブに促し、そのマーケットを開拓することが大きな狙いとなる。当初はJ3に限定した枠となる予定だったが、最終的にはJリーグ全体に対象が拡大された。

 試合ごとのベンチメンバーは最大5名(5名未満でも可)で、その全員の交代が認められる。外国籍選手の数を制限すること、U-22選抜の参加を認めることなどと合わせ、クラブを含めて「育成」していく色の強いリーグであるとも言えそうだ。

文=川端暁彦

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