2013.11.19

浦和に制裁金1000万円とけん責処分…清水戦でサポーターが現行犯逮捕

 Jリーグの大東和美チェアマンは19日、裁定委員会を諮問し、浦和レッズに対しての制裁を決定したと発表した。

 Jリーグは浦和に、けん責(始末書提出)と制裁金1000万円を科した。

 発端は8月24日にエコパスタジアムで開催されたJ1第22節の清水エスパルス対浦和戦。試合前の16時15分ごろ、掛川インターチェンジからスタジアムに向かい県道(片側1車線)において、スタジアムに向かう清水チームバスの前を走る浦和サポーターのチャーターバスに乗車していた浦和サポーター複数名が、バスの窓から身を乗り出して、爆竹、スモーク(煙類)、ロケット花火を清水チームバスに対して投げつけた。なお、投げつけられたものはチームバスに当たることはなかった。

 清水側は、袋井警察に通報し、該当サポーターを入場させない方針を固め、バス駐車場の警備を増員したが、浦和サポーターバスからサポーターを下ろさないよう対応していた警備員2名に対し、バスから強引に降りてきた浦和サポーター4名が暴行。現場に急行した袋井警察に暴行容疑で現行犯逮捕された。また、浦和サポーターは同年4月にも清水サポーターとトラブルを起こし、防止しなかった浦和はチェアマンから厳重注意処分を科せられている。浦和においては、過去にもサポータートラブルがしばしば発生しており、長期にわたり自クラブのサポーターに対する指導および監督を怠っていたといえるとJリーグは声明を発表。

 制裁理由について、Jリーグは下記6項目を挙げている。

(1)浦和レッズは、浦和サポーターがトラブルを起こす危険性がある事情を認識していたにも関わらず、自クラブのスタッフを現場に配置することが遅れ、その結果、警備員への暴行を許し、逮捕者を出した責任は非常に重大である。

(2)浦和サポーターによる警備員への暴行の発端は、公道上での清水チームバスに対する危険行為であるが、試合前の選手に対して危害を加えようとしたことは、競技の公平性を損なうだけではなく、試合の開催自体が危ぶまれることであり、平素の指導が不十分であるというほかない。

(3)浦和サポーターが暴行を加えた相手は「警備員」であるが、サポーターにとって「警備員」はスタジアムにおいて最も従わなければならない対象であり、そのことは運営管理規程に定められ、広く告知されていることも考慮すると、このような対象にあえて暴行を加えたことは看過できない。

(4)浦和サポーターは、警備員2名に対し、4名という複数名で暴行を加えており、凶悪性を帯びている。

(5)浦和レッズは、過去にサポータートラブルの件でJリーグから再三の制裁を科されているにも関わらず、サポーターに対する指導および監督を怠り、本件のような重大な結果に至った責任は非常に重大である。

(6)本件は、一般紙やスポーツ紙で取り上げられるなど社会的な影響は大きく、スタジアムが危険であるとの印象を社会に与えてしまった。

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