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史上6組目の双子Jリーガーが誕生…兄、陸と弟、力の“松田兄弟”が揃ってプロ入り

それぞれプロ入りが決まった兄:陸(左)と弟:力(右)の松田兄弟

 史上6組目の双子Jリーガーが誕生。しかも同じ大学からのプロ入りは史上初だ。

 びわこ成蹊スポーツ大から来シーズンのFC東京入りが内定している兄・松田陸と、同じく名古屋グランパス加入が内定した弟・力が11日、同大で記者会見を開き、プロ入りへの意気込みを語った。

 松田陸「小さい頃からJリーグを見ていて、こんなに多くの観客の中でプレーできたらいいなと思っていて、その憧れのプロ生活を送ることができることになって大変うれしい。FC東京はスタジアムを青赤に染める熱狂的なサポーターがいるので、自分も熱い気持ちで、サポーターに満足してもらえるプレーをしたい」

 松田力「夢だったプロサッカー選手になれて本当にうれしい。プロとしての最初のチームが名古屋グランパスというビッグクラブであることは光栄です。早くチームに慣れてグランパスレッドのユニフォームを着てピッチで活躍したい。これまでお世話になったサッカー関係者や母親に恩返ししたい。まずはグランパスのサポーターに一日でも早く選手として認められるよう頑張りたいです」

 大阪市出身の両選手は小学生の頃からともにプレーし、立正大淞南高時代には冬の全国高校サッカー選手権に出場するなど、高校時代から注目を集めていた。また今シーズン、兄・陸はJFA・Jリーグ特別指定選手としてFC東京で選手登録され、7月に行われたサバデル(スペイン)との国際親善試合に出場。弟の力も大分トリニータでJFA・Jリーグ特別指定選手として登録され、すでにJ1で9試合に出場して4得点を記録。打点の高いヘディングを武器に早くも結果を残している。

 この日行われた記者会見には、飯田稔びわこ成蹊スポーツ大学長、松田保サッカー部総監督に加え、浦和レッズでMFとして活躍した望月聡監督が登壇。また、来シーズンから両選手がプレーする立石敬之FC東京強化部部長、小椋伸二名古屋グランパスチーム統括部部長も同席した。

 会見でそれぞれの持ち味について自己紹介を求められると、DFとしてプレーする陸は「精度の高いクロスボール、運動量、ワンステップで逆サイドにフィードできるキック力」を挙げ、ストライカーとしてJリーグでも結果を出している力は「打点の高いヘディング、裏への抜け出し、シュート力」と自己紹介。また、両選手が目標に掲げたのは、「長友佑都選手を超えるような選手となって、自分も海外を目指したい」(陸)、「本田圭佑選手のようにチームの中心として、『こいつが出たら何とかしてくれる』と思われるような選手になりたい」(力)という日本代表でも活躍する2人だった。

 初めて違うクラブでプレーすることについては、陸が「小さい頃から一緒にサッカーしているので楽しみだけど、やはり寂しい」と語れば、力は「離れ離れになることは寂しいし、変な感じ。試合に出て相手チームに陸がいると不思議な気分になると思う」と話していた。

 だが、陸が「こいつには負けたくない。もちろん個人としてもチームとしても」というコメントに対し、力が「陸の股を抜いてゴールを決めたい」と返し、さらに陸が「そんなことはさせない」と語るなど、プロの世界を想定して早くも火花を散らしていた。

 これまでJリーグには5組の双子選手が在籍。松田兄弟は同じ大学出身としては初の双子Jリーガーとなった。
森崎和幸(広島ユース→広島)
  浩司(広島ユース→広島)
佐藤勇人(市原ユース→市原/現千葉)
  寿人(市原ユース→市原/現広島)
大谷昌志(前橋育英高→鹿島/引退)
  圭志(前橋育英高→FC東京/引退)
黒木晃平(佐賀大→鳥栖/現熊本)
  恭平(福岡大→鳥栖/現愛媛)
キローラン木鈴(東京Vユース→東京V)
     菜入(東京Vユース→東京V)

 この他、福岡大出身の岸田和人(JFL町田ゼルビア)、翔平(鳥栖)も現役選手としてプレー。カターレ富山に在籍する大西容平は、弟・康平がJFL時代の松本山雅に在籍していたことがある。また、リオ・デ・ジャネイロ・オリンピックを目指すU-22日本代表監督就任が決まったベガルタ仙台の手倉森誠監督もJリーグ開幕前の1992年に鹿島アントラーズで双子の弟・浩(現JFA復興支援特任コーチ)とともに在籍(ともに出場機会はなし)していた。

文●青山知雄(Jリーグサッカーキング編集長)

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