新潟戦で2得点を挙げた前田(中央) [写真]=嶋田健一
J1第23節が28日に各地で行われた。
9月6日にグアテマラ代表、10日にガーナ代表と親善試合を行う日本代表メンバー発表を前に、攻撃陣でメンバー入りを期待される面々が続々とアピールした。
ウルグアイ代表との親善試合で代表メンバー落ちしたジュビロ磐田の前田遼一は、アルビレックス新潟戦に先発。9分にPKで先制点をもたらすと24分にはペナルティエリア内で宮崎智彦の横パスを受け、冷静に決めて2得点目を挙げた。しかしチームは後半、今季好調の川又堅碁2得点など4失点を喫し、2-4で敗れ、8戦勝利なしとなった。
代表定着を目指すサガン鳥栖の豊田陽平は、FC東京戦で40分にキム・ミヌの左クロスを頭で合わせて先制点をチームにもたらす。鳥栖は直後に追加点を挙げて2点のリードを得るが、FC東京も81分に平山相太、84分に渡邉千真の得点で同点とする。しかし2失点目の直後に鳥栖は、水沼宏太の右クロスに豊田が滑り込みながら合わせて、勝ち越し点を獲得。鳥栖に勝ち点3をもたらした。
清水エスパルスと対戦した鹿島アントラーズの大迫勇也は、試合開始直後に遠藤康の右クロスを右足で合わせ、3試合連続得点を挙げる。その後逆転を許し、2-3で迎えた68分にはハンドで獲得したPKを大迫が決めて同点とした。しかし、チームは88分に清水の高木俊幸にハットトリックとなるゴールを決められ、3-4で敗れた。
柏レイソルの工藤壮人は、湘南ベルマーレ戦の17分にゴール前の混戦となったところを押し込み、先制点をもたらすと、3-1とリードして迎えた62分にも追加点を挙げて、チームの5-2での勝利に貢献している。