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大迫のハットトリックで注目されたオフサイドの新解釈とは/スルガ杯

勝敗を分けたのは、大迫勇也(右)のロスタイム弾だった [写真]=兼子 愼一郎

 大迫勇也のハットトリックで鹿島アントラーズが連覇を達成したスルガ銀行チャンピオンシップ2013。

 今後の日本代表入りが期待されるストライカーが達成した偉業の裏で、今年6月にFIFAが新しく設定したオフサイドルールの新解釈が注目された。

 まずは、勝敗を分けた大迫の3点目のゴールシーンを振り返っておこう。

 右サイドで西大伍のパスを受けた大迫は、中央の野沢拓也にパスを出して前線へ走り出す。野沢がポストプレーで後方へボールを落とすと、ここへ中盤から駆け上がってきた柴崎岳が走り込んでシュートを放った。この瞬間、大迫はオフサイドが疑われるポジションにあったが、柴崎のシュートを相手DFがブロックしたことでコースが変わり、そのボールがさらに大迫に当たってゴールが決まった。

 これまでの解釈では、柴崎がシュートを放った瞬間に大迫がオフサイドポジションにいてその後のプレーに関与した場合、オフサイドと判定されていたが、今回の新解釈では「相手競技者が意図的にセーブすることで、はね返った、方向が変わってきた、またはプレーしたボールを、すでにオフサイドポジションにいる競技者がプレーすること」はオフサイドにはならない。

 つまり、柴崎がシュートを放った瞬間に大迫がオフサイドポジションにいたとしても、相手DFがシュートブロックした後のプレーであるため、オフサイドにはならないことになる。

 ゴールが決まった直後は場内アナウンスでも柴崎のゴールとされていたが、映像を確認した結果、大迫のゴールが認められた。

 複数の状況が瞬間的に絡み合う難しい判定となるが、上記の新解釈はぜひとも頭に入れておきたいもの。オフサイドルールの新解釈が非常に分かりやすく提示されたプレーだったと言える。

文=青山知雄(Jリーグサッカーキング編集長)

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