アーセナルが10週年記念の節目となる「さいたまシティカップ」で勝利した [写真]=山口剛生
プレシーズンマッチが26日に行われ、浦和レッズとサッカー日本代表FW宮市亮が所属するアーセナルが対戦。宮市はベンチスタートとなった。
アーセナルはセオ・ウェルコットやジャック・ウィルシャー、ミケル・アルテタらが先発。浦和は昨年3月に左ひざのじん帯を損傷し、長期離脱していた山田直輝が約1年4カ月ぶりに復帰した。
9分、アーセナルはウォルコットがドリブルで持ち上がり、右サイドからカットインしながらペナルティエリアに進入。左足でゴール左へのグラウンダーのシュートを放つが、ポストに阻まれてしまう。浦和も直後に右サイド深い位置からのグラウンダーのクロスから最後は、マルシオ・リシャルデスが合わせたがゴール上へ外れた。
28分にアーセナルはパス交換から右サイドを突破したウォルコットがGKと1対1になったものの、ゴール右上に外してしまう。35分のアレックス・チェンバレンのミドルシュートはクロスバーに直撃した。44分、浦和は中盤でのパス交換から右サイドに展開すると、宇賀神友弥がカットインして左足でミドルシュートを放つ。しかし、GKウカシュ・ファビアンスキが腕を伸ばしてセーブする。
後半頭からアーセナルは宮市やルーカス・ポドルスキ、トマーシュ・ロシツキーら5選手を投入。49分にアーセナルはアーロン・ラムジーの右クロスをウォルコットがペナルティエリア内で受け、落としたところをポドルスキがボレーでたたき込み、先制に成功する。53分にはウォルコットが抜け出し、GKと1対1になり、ドリブルでかわしにかかるが、GK山岸範宏が抑えた。
1点を追う浦和は57分にCKからニアサイドでボールがこぼれたところを阿部勇樹が右足ボレーで決めて同点とする。62分には小島秀仁のスルーパスに阪野豊史が抜け出し、GKと1対1となるが、防がれてしまう。67分にアーセナルはチェンバレンがピッチ中央をドリブルで突破し、シュートを放つが左ポストに当ててしまった。
同点で迎えた82分、アーセナルはラムジーがDFラインとGKの間にロングボールを送ると、浦和の永田充とGK山岸の連携ミスからボールがこぼれたところを、後半途中出場のチェバ・アクポムが押し込んで勝ち越しに成功する。試合はそのまま終了し、アーセナルが2-1で勝利した。
22日の名古屋グランパス戦に3-1で勝利していたアーセナルは、日本でのプレシーズンツアーを2連勝で終えた。