会見に出席した中村俊輔
5月31日、Jリーグは、6月16日に国立競技場で開催される「東日本大震災復興支援 2013 Jリーグスペシャルマッチ Jリーグ TEAM AS ONE vs Jリーグ選抜」の出場選手を発表した。
発表会見には、サポーター投票で441,257票を集めて最多得票だった横浜F・マリノスの中村俊輔も出席。試合への意気込みを以下のように語った。
「Jリーグスペシャルマッチに2年連続で参加できることで、大変光栄です。今回ファンの方のWEB投票で最多得票ということを聞いており、驚きとともに嬉しく思っています。ありがとうございます。当日はJリーグ選抜の選手とともに、躍動感あるゲームにしたいと思っています。一人でも多くの方にJリーグ全体で復興支援活動に取り組んでいることが伝わればと思います。僕自身もサッカー選手として、支援活動をこれからも続けていきたいと思っています。よろしくお願いします」
「(楽しみな選手は)TEAM AS ONEの方は(小笠原)満男ですね。彼は復興支援活動に力を入れていて、思いも強いと思いますし、去年のスペシャルマッチでも食事の時に話を聞いたりして、自分も選手としてやれることは何だろうと改めて考えさせられましたし、全力でプレーできたらと思います。Jリーグ選抜では、最年少の石毛(秀樹)君ですかね。全然違う試合ですけど、僕も18、19才くらいでオールスターのメンバーに選ばれた時に凄いいい経験になったので、今回はスペシャルマッチなんですけど、一緒にグラウンドにいる時間、それ以外の時間でもお互いに大事な時間になると思います。コミュニケーションをとっていければいいなと思います」
「マリノスの一員として、アウェーの仙台での試合の後に被災地に行ってサッカー教室をやらせて頂きましたが、触れ合ってみると明るくて僕以外の選手も勇気をもらったという選手が多かったです。スペシャルマッチで僕にやれることはサッカーでいいプレーをすることしかないので、それを表現できればと思っています」
「Jリーグの『決して忘れない』という理念があると思いますが、まさにその通りで、こういう試合もずっと続けられたらと思います。あとはJリーグや所属クラブ、個人でもやれることがあると思うので、小さな力かもしれないですけど、続けていきたいと思っています」
「去年も試合前に考えたんですけど、今まで出場していたオールスターとは僕の中では感覚が違うので、エンターテイメントとは異なると思いますが、先ほど言ったように一人ひとり躍動感のあるようなゲーム、ルーズボールの激しい当たりとか、普段のJリーグのゲームと変わらないような試合ができればと思います。僕個人としてはどちらかというとFKとかパスだったりするかもしれないですけど、意識しているのは最後まで戻ってディフェンスとか、そういった伝わりにくい部分かもしれないけど、そういうところまで意識してヘディングだったりスライディングだったり、一生懸命やりたいと思います」
「東日本大震災復興支援 2013 Jリーグスペシャルマッチ Jリーグ」では、ベガルタ仙台、鹿島アントラーズ、東北出身選手、ゲスト選手(予定)から構成される“TEAM AS ONE”と、それ以外のJ1・16チームから選出された“Jリーグ選抜”が対戦する。