2013.05.19

J開幕20周年ベストイレブンに盟主鹿島の選手が一人もいない理由

鹿島はJリーグ開幕以降、最多のタイトル獲得数を誇る [写真]=Getty Images

 Jリーグが20歳を迎えた。先日も記念パーティーが行われるなど、国内のサッカーはその祝賀ムードで一杯である。



 その一環として、Jリーグは『Jクロニクルベスト』各部門の最終投票結果を発表、ベストゴール、ベストマッチ、ベストイレブンがそれぞれ選ばれた。

 そのなかで賛否両論、巻き起こったのがベストイレブンである。この手の選考で誰もが納得する結果を導き出すのは難しいものだが、鹿島アントラーズの選手がひとりも選ばれなかったのは、かのクラブを象徴する出来事だった。

 鹿島と言えば、この20年間でJリーグ7回、ヤマザキナビスコ杯7回、天皇杯4回、ゼロックス・スーパーカップ5回、計21個のタイトルを獲得し、他の追随を許さない圧倒的な結果を残してきたクラブである。

 リーグMVPとして、ジョルジーニョ、マルキーニョス、小笠原満男が選出されたことがあり、一時期は鹿島のDFラインがそのまま代表のDFラインだったこともある。しかし、ベストイレブンで選ばれた顔ぶれが日本代表でも圧倒的なパフォーマンスを発揮したのに比べると、鹿島の選手たちは少しインパクトが弱いかもしれない。特に今回のベストイレブンがサポーターによる投票で行われたことを考えれば、やむを得ないところだ。

「ベスト11に誰も入っていないのは、スターの力に頼ることなく組織で戦ってきた鹿島らしい」

 クラブの強化責任者である鈴木満常務取締役はそうコメントする。誰か一人の力に頼れば、その選手の体力的な衰えに合わせてチームも衰退してしまう。しかし、鹿島はそれを避け、組織で戦い続けてきた結果、数多くのタイトルを獲得し続けてきた。ベストイレブンに鹿島の選手が一人もいないという事実が、クラブの姿勢を如実に示した。

文=田中滋(サッカーライター)/@gel_tanaka
『J’s GOAL』、『EL GOLAZO』の鹿島アントラーズ担当として活躍。有料メールマガジン『GELマガ』も人気。著作に『鹿島の流儀』、『鹿島の精髄』(出版芸術社)

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