兵藤慎剛の2試合連続ゴールで横浜FMが逆転 [写真]=遠藤健次
J1第11節が11日に行われ、名古屋グランパスと横浜F・マリノスが対戦した。
試合は、前半こそスコアレスで折り返したが、後半開始直後の50分に名古屋が絶好機を掴む。田中マルクス闘莉王のパスを小川佳純がペナルティエリア内で受けると、横浜FMの小椋祥平のファウルからPKを獲得。キッカーのケネディが冷静に蹴り込み、ホームの名古屋が先制点を奪った。
一方、敵地でビハインドを負った横浜FMも、63分にセットプレーからチャンスを作る。中村俊輔の左CKから、マルキーニョスが打点の高いヘディングシュートを放ち、豪快にゴールネットを揺らした。
振り出しに戻ると、名古屋が押し気味に試合を進めたが、74分に横浜FMが勝ち越し点を奪取。カウンターから右サイドを抜け出したマルキーニョスが鋭いクロスをゴール前に入れると、ボールを受けた兵藤慎剛がGKとの一対一で冷静にシュートを沈めて、逆転ゴールをマークした。
試合は、横浜FMの1点リードで終盤に突入するが、後半ロスタイムに玉田圭司が小林祐三にペナルティエリア内で倒されて、名古屋が2度目のPKを得た。ところが、玉田自身が蹴ったボールは横浜FMのGK榎本哲也が好セーブを見せて、弾き出した。
大きなピンチを凌いだ横浜FMは2-1で競り勝ち、5試合ぶりの白星。一方の名古屋は3連敗で5試合勝利なしとなった。