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ヴェンゲル「Jリーガーの高い意欲とハングリーさは印象的だった」

1996年からアーセナルを率いるヴェンゲル監督

 アーセナルのアルセーヌ・ヴェンゲル監督が、Jリーグ開幕20周年を迎えることで、自身が名古屋の率いていた95年と96年の思い出を明かした。クラブの公式HPが伝えている。

 ヴェンゲル監督は、Jリーグ創設3年目に来日。「優れていると感じたところは、できて間もないにも関わらず、組織のクオリティの高さだね。たった3年目のリーグなのに、組織の質は際立っていたと思う」と振り返った。

 続けて、「日本人選手たちの信じられない意欲の高さと練習でのハングリーさも印象的だった。朝に行くと、選手たちは既にピッチに揃っているんだ(笑)。実際の練習開始はその1時間半後だったのにね。私は練習前にボールを隠す必要があり、選手たちに渡さないよう用具係に伝えなければならなかった。彼らはピッチで汗をかき、練習開始の頃には既に疲れていたからね」と、当時の選手についても言及した。

 また、当時は延長PK戦まで含まれる試合形式。「非常に面白かった事だが、ドローがなかったんだ。勝つか負けるかだったよ。延長戦でも決着がつかなければPK戦で決めるんだ。調子が悪い時もドローで逃げる事ができなかったね」と語るとともに、「もう一つは、フットボールを盛り上げるためにホームゲームの20パーセントを別の街で開催していたんだ。これは非常に素晴らしく面白いと思ったよ。プロフットボールを広める広告として、ホームでありながら、200マイル(約321キロメートル)離れた場所で試合を開催していた」とコメント。当時ならではの状況を思い返した。

 アーセナルは、今夏のプレシーズンツアーで来日することが決定。7月22日に名古屋と豊田スタジアムで、7月26日には浦和と埼玉スタジアム2002で、それぞれ対戦する。

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