試合後、サポーターと喜ぶ大宮の面々 [写真]=清原茂樹
J1第7節が20日に行われ、大宮と浦和が対戦する“さいたまダービー”が実施された。
17試合負けなしのJ1記録に並んでいる大宮は、ホーム戦に臨むと前半終了間際に大きなチャンスを作り出す。40分に左サイドのFKから、ズラタンが頭で合わせると、ボールはポストを直撃。こぼれたところを菊地光将がヘディングで狙ったが、シュートはゴールをわずかに外れた。しかし、前半ロスタイムに左サイドを突破した渡邉大剛が深い位置から折り返すと、最後はゴール前に詰めていたズラタンが押し込み、大宮が均衡を破った。
1点リードした大宮は後半に入ると守勢に回り、50分にはペナルティエリア内で浦和の梅崎司を倒してしまうが、ホイッスルはならずにPK献上とはならなかった。その後も、浦和の攻勢にさらされたが、粘りの守備で完封に成功。大宮がズラタンの1点を守り切り、1-0と白星を掴んだ。
勝利した大宮は、昨年9月の浦和戦から続くリーグ戦無敗を18試合に伸ばし、2009年に鹿島が達成したJ1記録の17試合を抜いて、新記録を樹立した。なお、Jリーグ記録は、甲府がJ2だった昨季からJ1の今季にかけて達成した25試合となっている。