日本代表に招集されている遠藤保仁と今野泰幸の不在が不安視されたG大阪だったが、21分に先制点を挙げる。右サイドから家長昭博が放ったシュートのこぼれ球を拾った倉田秋がフリーのレアンドロにパス。これをレアンドロが落ち着いてゴールに流し込み、先制に成功した。熊本は31分に、G大阪のパスミスから黒木晃平が決定機を迎えるが、GK藤ヶ谷陽介のファインセーブに阻まれる。同点のチャンスを逃した熊本は、39分にクリアミスから、今季リーグ戦初スタメンとなった武井択也に追加点を奪われ、前半を0-2で終えた。
2点ビハインドの熊本は、後半から北嶋秀朗を投入し、得点を狙うと、58分に矢野大輔が1点を返す。63分には、途中出場の北嶋のポストプレーから仲間隼斗がシュートを放つと、ボールはG大阪のディフェンダーに当たり、ゴールに吸い込まれた。その後は、両チームともに決定的なチャンスを迎えるが、3点目が生まれることはなかった。
結局試合は2-2で終了。2点のリードを守りきれなかったG大阪にとっては、痛い引き分けとなった。G大阪は今季、リーグ戦4試合を消化し、1勝3分と勝ちきれない試合が続いている。