試合を振り返った森保一監督 [写真]=嶋田健一
Jリーグの今季初となる公式戦であるゼロックス・スーパーカップが、23日に国立競技場で行われ、J1王者の広島と天皇杯王者の柏が対戦。広島が、前半に佐藤寿人の挙げたゴールで1-0と勝利を収めて、2008年以来、5季ぶり2度目の優勝を飾った。
広島の森保一監督が、試合後に勝利を以下のように振り返った。
「今シーズンの大きなタイトルの1つとして臨んだ大会で勝利することができて、チームとして良かったと思います。今シーズンの始動からキャンプ、日々のトレーニングでトライしてきたことを発揮して結果につなげることができた。ただ、シーズンは始まったばかりなので、まだまだ完成度は足りない。これから前へ進むにつれてレベルアップしないといけないですね」
「(最初の20分間は)今シーズン最初の公式戦という緊張感があった。柏レイソルは力のあるチームなので、やろうとしたことがうまくできなかった部分はあった。ただ、目指すサッカーはハッキリしているので、うまくいかない時間もじれずに我慢強くプレーできたと思います」
「(佐藤寿人のけがは)重傷ではないと思う。昨日、イベントで長時間立ちっぱなしだったので体調が万全でないと思い、ACLのことも考えて早めに交代させました」
「(柏の3バックは)まだ構築段階なのかなと感じましたが、短期間でここまでできるのは、選手個々のレベルが高い証拠だと思う。これから相手も我々に対して対策を講じてくることが多いとは思う。難しい戦いが多くなると思いますが、その相手を上回って守備ラインを崩すことをモチベーションにしていきたいですね」
[写真]=嶋田健一