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大宮DF河本裕之が今季限りで現役引退「J2残留のために精一杯プレーし続ける」

2021.10.22

今季限りで現役引退を発表した河本 [写真]=Getty Images

 大宮アルディージャは22日、DF河本裕之が2021シーズンをもちまして現役を引退することを発表した。

 現在36歳の河本は滝川二高校から2004年にヴィッセル神戸に加入。2012シーズン途中には大宮へと期限付き移籍し、半年間プレー。その後神戸に戻ると、2015シーズンから大宮に完全移籍で加入した。今シーズンはここまで明治安田生命J2リーグで20試合に出場していた。


 キャリア通算ではJ1リーグで239試合出場で13得点、J2リーグで145試合出場で15得点、リーグカップで28試合出場で2得点、天皇杯で17試合出場で2得点を記録。大宮では今季まで7シーズンにわたってプレーし、クラブ歴代10位となるリーグ戦通算185試合に出場している。

 現役引退を発表した河本は大宮のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表した。

大宮アルディージャのファン・サポーター、パートナーの企業の皆様、日頃より大宮アルディージャをご支援ご声援いただきありがとうございます。ヴィッセル神戸、大宮アルディージャで現役生活を過ごしましたが、このたび今シーズン限りで現役を引退することにしました。まずは残り8試合、大宮アルディージャのJ2残留のために持てる力を出し切って精一杯プレーし続けますので、最後まで熱い後押しをよろしくお願いいたします」

 また、大宮の佐野秀彦代表取締役社長も以下のようにコメントしている。

「ファン・サポーターや地域の皆さまをはじめ、パートナー企業や後援会の皆さま、日頃より多大なるご支援、ご声援を賜り誠にありがとうございます。皆さまにご報告です。このたび、河本選手から『今シーズン限りで現役を引退したい』との申し出を受けました。正直、私自身としては、まだまだ出来る、引き続きピッチでの躍動を期待したいという気持ちでおりますが、河本選手から直接、『本当に熟考して決断しました』という言葉を聞き、申し出を受けることとしました。今シーズン序盤は出場機会がない中でも気持ちを落とさずにチームを鼓舞し続け、霜田監督体制ではチームの中心として活躍を続け、第32節栃木SC戦ではコーナーキックから得意のヘディングで今季初得点を挙げる活躍もありました。河本選手がピッチ上でみせる熱い闘志を前面に出して戦う姿勢、寡黙で果敢なプレースタイルは、チームにとって必要不可欠であり、ファン・サポーターからも支持され最も愛されている選手の一人でもあります。河本選手の今シーズン限りでの現役引退という決断をクラブにかかわるスタッフ全員がしっかりと受け止め、みんなが『コウモのため』にという気持ちを持って、残り8試合全力で臨む覚悟です。引き続きの熱いご支援、ご声援を何卒よろしくお願い申し上げます」

By サッカーキング編集部

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