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熊本の元代表DF青木剛が南葛SCへ「『キャプテン翼』の石崎くんを見習って…」

2018.12.15

南葛SC移籍が決まった青木剛 [写真]=Getty Images

 ロアッソ熊本の元日本代表DF青木剛が、南葛SC(東京都1部)に完全移籍することとなった。両クラブが15日に発表している。

 移籍が決まり、青木は熊本のクラブ公式HPでコメントを発表。ファン・サポーターへ、別れの言葉を送った。


「今シーズン、『県民に元気を 子ども達に夢を 熊本に活力を』というクラブ理念、そして、復興のシンボルになるという思いを実現するべく、戦ってきましたが、残念ながら結果を出せずに終わってしまいました。色々と考えを巡らせましたが、熊本を離れる決断をしました。高校2年生の時に、国体でお世話になった熊本。その時に、初めてプロのチームからスカウトされ、ホームステイ等でもご縁があった熊本。ロアッソ熊本では1年間でしたが、プレーさせてもらえた事に感謝します。熊本のこれからの復興、発展を心から祈っています。本当にありがとうございました」

 また、同選手は新天地となる南葛SCのクラブ公式HPにもコメントを寄せ、意気込みを述べている。

「来シーズンより南葛SCでプレーさせていただくことが決まりました。関わってくださる方々のお役に立ちたい、南葛SCが上を目指すための力になりたい、という強い思いがあります。『キャプテン翼』の石崎くんの顔面ブロックを見習って、チームのために体を張りたいです!サッカーをプレーできる喜びを持ち続け、誠実さと感謝を忘れずに取り組みます」

 青木は、1982年生まれの現在36歳。前橋育英高校から2001年に鹿島アントラーズへ加入し、プロキャリアをスタートさせた。2007年から2009年にかけては、鹿島でJ1リーグ3連覇を経験。2008年には日本代表に初招集され、国際Aマッチ通算2試合に出場した。鹿島には2016年途中まで在籍し、その後はサガン鳥栖でプレー。今季より熊本に加わり、2018明治安田生命J2リーグでは26試合に出場した。通算ではJ1リーグ400試合出場8得点、J2リーグ通算26試合出場0得点を記録している。

 同選手の新天地となる南葛SCは東京都葛飾区を本拠地としており、人気サッカー漫画『キャプテン翼』の作者である高橋陽一氏が後援会の会長を務めていることで知られる。Jリーグ加盟を目指し、今季は東京都社会人リーグ1部で優勝。関東社会人サッカー大会では準々決勝で敗れ、来季の関東リーグ2部昇格は叶わなかった。

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