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『NIKE NEXT HERO プロジェクト』でインテルアカデミーと対戦…DF中島大雅の目標は「無失点に抑えて目立つ」

2018.01.24

4月から大学へ進学する中島。トップチームに上がれなかった悔しさもぶつける [写真]=NIKE

 28日までのイタリア遠征をスタートさせた『NIKE NEXT HERO プロジェクト』の選抜メンバーが、23日にミラノ到着後初の練習を行った。

 ウォーミングアップを済ませると9対9のミニゲームを実施。その後は体力測定を行った。時差ボケや長距離移動の影響を考えれば万全の状態とは言えないながらも、全18名が精力的にトレーニングに励んだ。

 現地時間の24日、25日にはインテルアカデミーとの練習試合を予定している。DF中島大雅(ガンバ大阪ユース)は「いいアピールをして、勝ちたい」と意気込む。ただ、“急造チーム”の守備を統率することは、そう簡単ではない。高円宮杯U-18プレミアリーグのポイントランキング上位選手中心に構成された今回の遠征チーム。本来であれば、互いの特長を把握するだけでも時間を要するが、試合前に練習できるのはあと1回だけ。中島はディフェンスの真ん中でリーダーシップを発揮したいと話す。

「自分が率先して、声を掛けたいです。ラインの上げ下げや、前の動かし方を自分が言っていきたい」

 実戦での目標は、無失点に抑えて“目立つ”ことだ。普通に考えれば、DFが目立ってしまうということは、相手の攻撃を許していることになるが、彼があえて「目立ちたい」と口にしたのには理由がある。

 それは今回の遠征にU-19日本代表のコーチを務める秋葉忠宏コーチが帯同していること、そして出発前日に秋葉コーチが「力があれば代表に選ぶ」と言ったことだ。代表入りのチャンスがある――。この一言が選手たちのモチベーションを高めているのは間違いなく、中島もその一人。「代表のコーチも来ているんで、やっぱりいいアピールをしたい。自分がチームを引っ張って、頑張りたいです」と力を込める。

 同年代とはいえ、フィジカルやパワーで上回る相手にどう戦うか。「相手は体が大きくて強いので、頭を使って予測をしながら戦わないといけない」。鋭く読みを効かせてインターセプトし、攻撃の芽を摘むことがポイントになると語る18歳のDFは、楽しみで仕方がない、といった表情を見せた。

取材・文=高尾太恵子

<NIKE NEXT HERO プロジェクト>
日本サッカー協会が推し進める「JFA Youth & Development Programme(JYD)」のオフィシャルパートナーであるNIKEが立ち上げたプロジェクト。高校年代最高峰のリーグ戦である高円宮杯U-18プレミアリーグの試合を対象に実施され、毎試合各チームの監督またはコーチが、活躍した選手を対戦相手から各ポジション1名ずつの原則3名(GK or DF/MF/FW)を選出する。選ばれた選手にはポイントが加算され、リーグ終了時点で多くのポイントを獲得した選手を中心に海外遠征を行う。

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