2017.12.25

【インタビュー】髙橋ひかる(高校選手権応援マネージャー)「部活動に青春をかけて没頭するところがカッコいい」

髙橋ひかる
高校選手権の応援マネージャーを務める髙橋ひかるさん [写真]=野口岳彦
サッカーキング編集部

 今年で第96回を迎える“冬の風物詩”全国高校サッカー選手権大会が30日に開幕するが、同大会には第84回大会から毎年、花を添える応援マネージャーの存在がある。

 初代の堀北真希さんを筆頭に新垣結衣さんや広瀬すずさんといった、現在活躍するそうそうたるメンバーが務めてきたが、今大会では2014年に「第14回全日本国民的美少女コンテスト」グランプリを獲得し、NHKの大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演するなど活躍の場を広げる髙橋ひかるさんに決定した。

 大会を控え、意気込みや応援マネージャーの活動を通じて伝えたいこと、今後の夢などを聞いた。

インタビュー=小松春生
写真=野口岳彦

■サッカーが今まで以上に好きに

―――はじめに、選手権マネージャー就任が決まった時の心境から教えてください。

髙橋ひかる(以下、髙橋) 高校サッカーの応援マネージャーという存在に憧れがあったので、すごく嬉しかったです! けど、お話をいただいた直後は実感が全然なかったですね。実は、今のお仕事を始める前からずっと部活動のマネージャーさんをやってみたかったんです。今はお仕事をしているので、部活動でのマネージャーができないと思っていたんですが、それが叶ってすごく嬉しいです。

 サッカーをしている友人などには「お前かよ!」って言われるかもしれないですけど(笑)、私と同じ年代の方たちが選手権に出ることは楽しみですし、頑張ってほしいです。

―――なぜマネージャーをやってみたいと?

髙橋 私自身、バレーボールやバスケットボールのプレー経験があって、運動することが好きなんですが、その頑張っている人を支える役割はすごく素敵なことだなと感じていて、憧れの存在だったからです。

―――就任決定から時間が経ち、記者会見なども行いました。心境に変化はありましたか?

髙橋 ひとまず、落ち着きました。決まってからはすごく緊張していました。選手のことをたくさん調べたり。もっと選手についても知りたいですし、サッカーが今まで以上に好きになりました。

―――サッカーを見ることはこれまでありましたか?

髙橋 もともとスポーツが好きなので、先日のワールドカップ予選など、試合はたくさん見る機会があったんですけど、詳しいところまではわからなくて。でも、今はサッカーをもっと知りたい意欲に満ちています。今回のことが決まってから、いろいろと調べてみると「こんなに面白いプレーがあったんだ!」と新しい発見がたくさんあります。

■カウンターアタックがすごく好きなんです!

髙橋ひかる

[写真]=野口岳彦

―――詳しくはわからないけど、見てしまう。つまり、サッカーという競技に何か魅力を感じたんだと思いますが、髙橋さんの思うサッカーの魅力とは何でしょうか?

髙橋 アニメが好きで、幼少期にサッカーを題材にしている作品をよく見ていたことが影響しているかもしれません。あとは、昔から自分がプレーするなら、一番挑戦できないスポーツだと思っていたんです。あんなに広いピッチを駆け巡って、運動量がすごいですから。でも、その中でみんなが一つのボールを回しながら、ゴールに向かって攻めていく。シンプルなルールではあるのに、ゴールを決めることは難しくて。すごく奥が深いですし、すごく魅力的な部分ですね。

―――ご自身のスポーツ経験はバレーボールやバスケットボールとのことですが、両競技とも点を加算していくスポーツなので、サッカーとは全く違いますね。

髙橋 サッカーはいつ得点が決まるかわからないハラハラ感がありますし、先制したチームが逆転してしまうかもしれないドキドキもあります。私、カウンターアタックがすごく好きなんです! ワクワクしますよね。サポーター同士が健闘をたたえ合ったりする部分も素敵です。

―――サッカーに限らず、広くスポーツの良さは何だと思いますか?

髙橋 選手や応援している方たち、その場所にいる方たちだけでなく、テレビなどで見ている方も全員を巻き込んで、一体感を持てる熱さや情熱…、そういうものが私はすごく好きです。スポーツをやらない人生は考えられないくらいで。部活動で言えば、3年間という限られた時間があり、そこで結果を出せなければ、競技を辞めてしまう人もいるので、大事な分岐点ですよね。その部活動に青春をかけて没頭するところがカッコいいです。今回、大切な役割を担わせていただいたので、私ももっとサッカーについて勉強したいですし、サッカー好きな方にも、あまり知らないという方にも伝えられるようになりたいです。大会期間中には選手に話をうかがうこともあると思うので、しっかりリポートできるように頑張ります。

■部活動のマネージャーさんは一番大変

髙橋ひかる

[写真]-野口岳彦

―――選手に聞いてみたいことはありますか?

髙橋 サッカーをすることで一番大事にしていることです。食事といった普段の生活についてでも、運動面でも、漠然としたものでも、とにかく大事にしていることを聞きたいですね。

―――同じ質問でも十人十色の答えが返ってきます。

髙橋 すごく楽しみです。奥の部分をたくさん引き出したいです。緊張をほぐす役割にもなりたいですし、しっかり聞き、リポートする役割も果たしていきたいです。

―――マネージャーさんにも聞いてみたいことはありますか?

髙橋 マネージャーさん自身がどういった時につらいと感じるかについてもですが、選手はどういう時が一番つらいのかを聞きたいです。どういう時に支えたいかと思うか気になりますね。一番大変な存在だと思います。選手によって、そっとしておいてほしい人もいれば、励まされると元気が出るという人もいると思いますし、たくさんの部員がいる中で、どうやってサポートしているか知りたいです。

―――選手やスタッフだけでなく、観客席で見ている同級生や家族も大切な存在です。

髙橋 保護者の方、ご家族の方の大変さは、私の経験でも実感するくらいでした。送迎や体力維持のための食事を考えて作ったり、いろいろな面で大変だと思います。その大変さの中で、これまで支えてこられたと思うので、今大会でも一緒にピッチに立っている気持ちで応援されていると思います。

―――大会期間中にやってみたいこと、チャレンジしたいことは何でしょう。

髙橋 選手の皆さんをサポートすると言っても、同じチームとずっと一緒にいられるわけではないので、応援する気持ち、少しでも支えになる、頑張ってほしい気持ちを伝えたいので、ミサンガのような何か共通のものを作りたいですね。しっかりと思いが伝わるように心を込めてやってみたいです。

■久保選手と中井選手は本当に尊敬します

髙橋ひかる

[写真]=野口岳彦

―――就任会見では、好きな選手として大迫勇也選手を挙げました。理由を教えてください。

髙橋 これまでの大会の歴史を調べていたら、大迫選手(鹿児島城西高校の一員として第87回大会出場)のプレーが出てきて、本当に「半端ない!」って思いました! 後ろ向きでもボールが吸い付くようで。私も球技をやっていたので少しわかるんですけど、しっかりとボールが視野に入らないとボールは取れないんです。でも、それを後ろ向きであんなに綺麗に止めちゃうなんて、技術がすごいなって。日本代表の選手としても、どんどん活躍してほしいです。1大会最多得点記録(10得点)がまだ破られてないこともすごいですよね。でも、破られてほしくない気持ちがありつつ、今大会で新記録が生まれる可能性もあるので、そこも見所です。

―――他にも気になる選手として、井手口陽介選手の名前を挙げていらっしゃいましたね。

髙橋 ボールへの執着心がすごいです! サッカーのことが詳しくない私でもすぐにわかるくらい、ピッチ上のどこにでもいるように思っちゃいます。ボールがある位置の半径10メートル以内くらいには常に井手口選手がいますよね。常にボールを追いつつ、チャンスがあったら狩りにいって。少しでもボールが奪えそうだと判断したら、パスが回った瞬間にものすごいスピードで取りに行くところがカッコいいです。あの運動量は鍛えていないとできないですし、守備だけでなく、そこから攻めに行くこともすごいです。

―――『ボールを狩りにいく』という言葉はサッカーを知っていないと、なかなか出てきません(笑)。

髙橋 まだまだ新米なので(笑)。スポーツをやっていた経験があるので、その感覚が少しわかるからかもしれません。

―――髙橋さんは現在高校1年生でいらっしゃいます。選手権でも1年生が先輩の分まで戦うこともありますが、同年代の選手がピッチに立つということはいかがでしょう。

髙橋 同世代でスーパープレーを見せてくれたり、3年生を押しのけて出場する選手もいたり。すごく責任重大ですよね。1年生は3年生よりももちろん経験が浅いですし、全てをわかりきってない状態でピッチに立つ選手もいると思うので、そういう選手は気になります。一方で、高校生活という限られた時間の中で、3年生にとっては最後の大会ですから、全てを懸けていると思います。その懸けている情熱も気になります。

―――プロの世界では同い年にFC東京の久保建英選手がいます。

髙橋 久保選手と年下の中井選手(中井卓大/レアル・マドリード下部組織所属)にはもちろん注目しています。もう、すごい! 同い年で活躍していて、世界でも認められていて、本当に尊敬します。私も負けずに頑張ろうっていう気持ちになります。

■全てにおいて妥協しない人間になりたい

髙橋ひかる

[写真]=野口岳彦

―――今大会の応援歌はLittle Glee Monsterさんの『いつかこの涙が』です。髙橋さんは2015年にリトグリさんの『人生は一度きり』のMVにご出演されています。今回もタッグを組むことになりましたね。

髙橋 すごく嬉しいです! リトグリさんのことを知ったきっかけは、コップでリズムを取りながら歌っている動画を見たことでした。「すごいなぁ」と思っていたら、CMがきっかけでMVに出演させていただくことになって。生の歌声を聞いた時、すごい迫力に圧倒されて。同世代でも、違った方面で活躍されている方がいるということも知りました。心に響く歌ですし、聞くと元気になります。そういった皆さんと肩を並べて、一緒に選手を応援できることは嬉しいですね。

―――髙橋さんの今後の目標を教えてください。

髙橋 全てにおいて妥協しない人間になりたいです。妥協は絶対にしたくないタイプではあると思っていますが、どうしても甘えが出てしまったりしてしまうんです。時には甘えも大事だとは思いますが、極力自分を追い詰めるくらいに、仕事も役作りも勉強も何においてもやっていきたいと思っています。全力投球でやっていきたいです。

―――投げるほうですか?(笑)

髙橋 足で!(笑) 全力で頑張ります! 応援マネージャーの先輩の皆さんもすごい方たち、本当に好きな方たちばかりなので、私も負けないように頑張っていきたいです。

―――最後に選手へメッセージをお願いします。

髙橋 悔いの残らないように精一杯、今まで努力したものをこの大会で出して、頑張ってほしいです。私も今回、マネージャーを務めさせていただくにあたって、選手たちが楽しくプレーできるようにサポートするので、大会に向けて頑張りましょう!

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