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【スカサカ!ライブ】“このままでは終わらない…”選手の明日を決めるトライアウト実施

2017.12.21

 12月6日、パロマ瑞穂スタジアムで行われた日本プロサッカー選手会主催の合同トライアウトに、『スカサカ!ライブ』のカメラが密着した。

 合同トライアウトの意義について、日本プロサッカー選手会事務局の平野孝氏(元サッカー日本代表)は次のように語っている。


「選手が一つでも多くのオファーをもらって契約を勝ち取れるように僕ら(選手会)はサポートするだけなので、そういう意味でのトライアウトだと思っています」

 昨年の合同トライアウトには102人が参加し、約75パーセントにあたる77人(約75パーセント)が新たな移籍先を見つけることができた。今年は20歳から40歳まで107人が参加。その平均年齢は27.5歳だ。Jクラブに加えてJFL、社会人チームなどのスカウトや関係者353人が訪れて視察する中、選手たちは7対7のミニゲームと30分のゲームでアピールした。

 選手の声を聞くため、スタンドではなくピッチサイドで視察したアスルクラロ沼津の吉田謙監督は、参加者たちのプレーの印象を次のように語った。

「必死に戦う選手たちの姿が伝わってくるものもありますし、その中で(我々は)J3というカテゴリーですけど、次につながる選手は何人か見られました」

 愛媛FCの間瀬秀一監督は、自らの経験を踏まえつつこう語っている。

「私自身が現役時代、海外で何度もこのようなトライアウトや練習参加をしているので、彼ら(参加者)の気持ちになっている部分もありました。自分の特徴をこのゲームの中で強気に出した選手に、我々の目は行きますよね」

 参加者たちはどのような気持ちでトライアウトに参加したのだろうか。終了後、3人の選手に話を聞いた。

木島良輔(カマタマーレ讃岐/38歳)
「年も年なんで、最後だと思ってやりました。引退試合だと思ってやりました。自分がいいと思っても評価されなければそれで終わりですし、評価されるように頑張ったつもりだけど、(移籍先が見つかるかどうかは)分からないです」

仲村京雅(Y.S.C.C.横浜/21歳)
「なかなか(気持ちを)切り替えるのは、最初は無理だったんですけど、それが自分の現在地ということで、ここから這い上がっていこうかと思っています」

塩沢勝吾(AC長野パルセイロ/35歳)
「本当にサッカーが好きで、生涯続けたいと思うものなので、それをずっと続けていきたいと思っています。自分のやりがいが重要だと思うので、やりがいのあるチームでどこででもやっていきたいと思います」

 参加した107人の中から、果たして何人が移籍先を見つけることができるのだろうか。

 12月22日(金)21時から放送の『スカサカ!ライブ』では、天皇杯準決勝のプレビューや全日本大学サッカー選手権大会特集が放送される予定。岩政大樹(東京ユナイテッドFC)がプロデュースするインタビューコーナー「今まさに聞く!」は、鹿島アントラーズ昌子源篇~前編を放送する。

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