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神戸FW小川慶治朗&DF東隼也と販売店員に聞く“スパイク選びのポイント”と“こだわり”

2017.08.07

座談会に参加した(手前左から)ユニオンスポーツ矢野さん、小川選手、東選手、ユニオンスポーツ清水さん、(奥左から)岸和田スポーツ竹村さん、同・西岡さん、モリヤマスポーツ深尾さん、同・三田さん [写真]=吉田孝光

 7月、兵庫県神戸市にあるアシックススポーツ工学研究所をヴィッセル神戸所属のFW小川慶治朗、DF東隼也と、関西圏を中心に展開するスポーツ専門店「ユニオンスポーツ」「モリヤマスポーツ」「岸和田スポーツ」の担当者が訪問。施設見学を行い、シューズ作りの現場を感じるとともに、座談会を実施した。

 アシックススポーツ工学研究所は、「スポーツで培った知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」というビジョンを具現化する、アシックスの基幹を担う部門。「Human centric science」にこだわり、人間の運動動作に着目・分析し、独自に開発した素材や構造設計技術を用いることによって、アスリートのみならず、世界の人々の可能性を最大限に引き出すイノベーティブな技術、製品、サービスを継続的に生み出すことを使命としており、1985年に設立。2015年には新館が増設され、グローバルにも力を入れている。


 座談会ではスパイクの選び方を選手目線、店員目線で語ってもらうとともに、アシックスが展開する『DS LIGHT® X-FLY®3』やアシックスブランドについても幅広く話してもらった。

[写真]=吉田孝光

――まず、両選手のスパイク選びへのこだわりから聞かせてください。

小川慶治朗(以下、小川) 一番はやっぱりフィット感を重視しています。その次に僕はデザインを重視して選んでいますね。アシックスさんに提供してもらってからはずっと『DS LIGHT® X-FLY®3』を履いています。僕の足に一番合っているんです。いろいろな色も出ていますし、そこで決めていますね。あと、以前に履いていたスパイクは踏ん張るごとに、底から革がはみ出てしまって、切り返しの動作が遅れると感じたので、革の強さも選ぶ中でこだわりの一つです。

東隼也(以下、東) 僕もはじめはフィット感というところで、靴ズレしにくかったり、中で足がズレにくいことをポイントに選んでいました。はじめは『MENACE®』シリーズを履いていて、今は『DS LIGHT® X-FLY®3』を履いています。フィット感が一番の選ぶ基準ですね。

―――小川選手からカラーのお話がでましたが、ご自身が好きなカラーはありますか?

小川 今は履いているモデルは黄色なんですが、すごく目立ちますし、好きになりつつあります。でも、赤が一番が好きですね(笑)。そのスパイクを履いて試合中に目立ちたいという思いもありますし、神戸のユニフォームがクリムゾンレッドなので、黄色を合わせるとかなり目立つので、このモデルのカラーも好きです。

東 僕も目立つ色は好きですね。慶治朗くんの言う様にクリムゾンレッドには黄色が目立ったり、白の時は見えやすいですし。アシックスさんのカラーは独特と言うか、黄色も少し違った黄色なんで、けっこう好きです。

スパイク作りの現場を見学する専門店の方たち [写真]=吉田孝光

―――本日お越しいただいた各サッカー専門店の皆さんにもうかがいます。中高生をはじめとした一般ユーザーの方を店頭でご対応されるなどした中で、どういった好み、どういったスパイクを求めているか教えて下さい。

ユニオンスポーツ・矢野 今の中高生は両極端で、フィッティングにとことんこだわる選手か、見た目を重視する選手にわかれます。見た目重視の選手たちは海外メーカーが多く、フィッティング重視の選手は国内メーカーを選ぶ傾向が多いですね。プレーヤーによって考え方がありますし、感覚で選ばれる人もいるので。カラーで言えば、ホワイトベースを選ぶ傾向を最近は強く感じます。一時期、カラーアッパーが主流でしたが、ホワイトベースの靴は根強い人気だと接客をしていて感じます。

モリヤマスポーツ・三田 私たちは滋賀を中心に展開していて、私が勤務しているのは兵庫ということで、アシックスブランドの影響を感じます。兵庫はアシックスさんのお膝元ですし、滋賀に関しては乾貴士選手(滋賀出身)の影響が大きいですね。まず、アシックスのシューズは足にいいというイメージがあり、マラソンなどの陸上競技の影響からシューズと言えば、という印象もあると思います。また、「スクスク」(アシックスのキッズブランド)の影響でお母さんから“シューズ=アシックス”と思われている部分はあるのではないでしょうか。

岸和田スポーツ・西岡 私も兵庫県が勤務地なので、アシックスを選ばれる方は多いです。一方で、私たちの店舗ではジュニア層が圧倒的に多いので、「○○選手が履いているから買いに来た」という方も多いですね。

小川慶治朗

小川慶治朗選手 [写真]=吉田孝光

―――小川選手、東選手も小さい頃はご自身でショップにシューズを買いに行かれたかと思いますが、当時はどういう観点でシューズ選びをしていましたか?

小川 有名選手が履いているスパイクはお店の目立つところに必ず置いているので手に取りましたし、派手で子ども心にかっこいいと感じたデザインを選んでいました。誰が履いているかは重視してしましたね。あとは、手入れがしやすいことも大切にしていました。小さい頃の方が一足に対して、大事にしていた気持ちが大きかったので、自分で磨くためにもシューズクリームが売っている黒や白を選ぶということも判断基準にありました。

 ただ、足に合わないシューズでパフォーマンスが出せなかったら、サッカー選手として意味が無いので、最終的には履きやすさにたどり着きました。なので、今は履きやすさしか見ていないですね。

東 僕も正直、有名選手が履いていたり、見た目で選んでいました。でも、僕は足がけっこう広くて、小学校低学年くらいからずっと、自分の足にフィットするスパイクを選んでいました。

東隼也

東隼也選手 [写真]=吉田孝光

―――少年時代は、試合用と練習用のスパイクは分けていましたか?

小川 いえ、一足をずっと履いていました。それが黒色のスパイクで、手入れもしやすかったので、大事にクリームを塗って履いていましたね。長持ちするタイプだったので、一足が一年もっていました。

東 僕は高校から分けました。慶治朗くんほどスパイクはもたなかったですね(笑)。足が横に広いので、指の付け根あたりが外に出てしまい、革が伸び、土のグラウンドと擦れて破れてダメにしてしまっていました。一年もたせるのはすごいです。

―――販売される側として、スパイクを選ぶ際に大切にしてほしい観点は何でしょうか?

ユニオンスポーツ・清水 私たちはお客様がプレーされる環境に合ったスパイクを履いていただきたいと考えています。例えばアシックスさんの売りは、日本の企業であり、日本の子どもたちに対して、ものづくりをしているので、ほとんどのスパイクが、土、天然芝、人工芝などさまざまな環境に対応していることにあります。(※一部商品を除く)外資系のメーカーさんの場合、ものづくりの根本が違うので、お客様が履かれる環境を選ぶことが多いです。「アシックスさんのスパイクならさまざまな環境に対応していますよ」と言えるので、そこはアシックスさんの強みだと思います。

―――非常に良いコメントありがとうございます(笑)。ちなみに有名選手が履いているからという理由でスパイクを選ばれるお客様はどれぐらいいらっしゃいますか?

モリヤマスポーツ・深尾 ジュニア世代で言えば6割~7割くらいになります。でも、それもスパイクを選ぶ理由として、成り立っていると思います。サッカーをするのに一番重要なことは気持ちの部分ですから、海外有名選手のシューズが欲しい、憧れを抱く選手の靴を履きたい思いは、モチベーションの向上になります。私は滋賀の店舗勤務なので、乾選手のスパイクを求めるお客様は結構いらっしゃいます。僕はそういうことも大事だと思います。

岸和田スポーツ・竹村 通販担当の視点で見ると、少し変わってきます。通販の場合、価格や、買いやすさが優先されるので、話が逸れますが、価格の統制が必要だと思います。ただ、購入することの入り口という部分では、選手のビジュアルも大事なので、アシックス契約選手も、お二人含めてたくさんいらっしゃるので、さらにシューズの良さを打ち出していただければ、アシックスさんの製品を選んでもらいやすくなると思います。

走り方を測定する機械を実際に体験 [写真]=吉田孝光

―――通販サイトでは選手のビジュアルの下に商品が並ぶデザインが多いですし、やはり大切な要素ですか?

岸和田スポーツ・竹村 かなり影響はあると思います。入り口になるものが無いと、その商品にたどり着く、とはなりにくいので。機能は商品説明に記載するなどしていますが、入り口のところでは選手の力が大きいですね。その入り口となる選手たちに、どんどん「このスパイクは履きやすいよ」と発信してほしいです。

―――今ここに天然皮革の『DS LIGHT® X-FLY®3 』と人工皮革の『DS LIGHT® X-FLY® 3 SL』の2種類があります。『サッカーキング』Twitterアカウントで以前、天然皮革と人工皮革のどちらが好みか質問をしましたが、非常に多くの反響とともに、人工皮革派が2,480名、天然皮革派が6,592名という結果が出ました。この結果を受けて、素直な意見をお聞かせください。

岸和田スポーツ・西岡 中高生世代かジュニア世代かで分かれてくると思いますが、私は主にジュニア世代のお客様を担当しているので、天然皮革の手入れの手間、方法を知らなかったりする子が圧倒的に多いんです。なので、お母さんは人工皮革を選びがちです。私個人としては天然皮革を推しますが、最終的にジュニアでは人工皮革を選ばれる方が多いイメージです。

モリヤマスポーツ・三田 私はその結果を見て、店頭で販売している人間として、少し希望が持てました。天然皮革の方が、お客様とのつながりができやすいんです。手入れの方法など、会話がたくさん生まれるからですね。選手と話して仲良くなるツールでもあります。

ユニオンスポーツ・矢野 実際に天然皮革は手入れをするハードルがあります。メンテナンスの仕方を知らない選手もいますし、必要性を感じていない選手もたくさんいます。天然皮革のハードルの高さという意味も含め、「履いてみたいな」と思うが故の結果かもしれません。実際では用途に応じ、練習用や雨でも履くなら人工皮革、試合であれば天然皮革という選び方を踏まえた上で、そういう結果が出たらいいのかなという思いはありますね。

『DS LIGHT® X-FLY®3』と『DS LIGHT® X-FLY® 3 SL』を中心に座談会を実施 [写真]=吉田孝光

―――投票された方のコメントとしては、人工皮革派は「手入れがしやすい」、「耐久性、壊れにくい」という意見が多く、天然皮革派は「履き心地がいい」「ボールタッチのフィーリングがいい」というコメントが多かったです。選手から見ていかがでしょう。

東 僕はそんなに繊細なタイプではないので、タッチが変わるという感覚はわからないですけど、新品を履き始める時によく馴染むのは天然皮革ですね。天然皮革も人工皮革も両方使っていますが、芝生の湿っている感じとかを見て、試合前のアップでどっちかなと、使い方を分けています。

小川 僕は天然皮革しか履きませんが、人工皮革を履いた時の感覚で言うと、人工皮革は革が伸びにくいので、足が革に慣れていく感覚。天然皮革は革が足に慣れていってくれる感覚です。人工皮革のシューズに変えると、その度に革に足を合わせていく感覚になるので、天然皮革を選んでいます。

―――同様の質問を他選手にもぶつけてみましたが、乾選手は昔から天然皮革を履いていて「ボールタッチの感覚は天然皮革の方がいい」と。大迫勇也選手は天然皮革を長く履いていましたが、『MENACE®3』から人工皮革に変え、印象が変わったということで「しっかりフィットしてくれる。革が伸びづらい」という意見をいただきました。小川選手はスピードタイプで人工皮革派かなという印象があるとの意見もありました。

小川 人工皮革を履きたい時期もありましたけど、馴染むまでの時間を考えると、やはり天然皮革です。ボールタッチもうまくなりたいですしね。

―――東選手はどちらも使用されていますが、どちらの方が好みですか?

東 正直、人工皮革の方が好きですね。慣れるまでに少し時間がかかりますけど、慣れてしまえば、革が伸びにくいし、足が靴の中で動きにくい、自分の足にハマってくれるんです。

―――市場ではポジションやプレースタイルで選ぶスパイクもあります。店頭で、「自分はスピードタイプなんだけどどれがいいですか」というような質問はありますか?

ユニオンスポーツ・清水 今は様々な切り口や表現があるので、子どもたちのシューズ選びも本質を見失って、自分が望んでいるプレーやスタイル、好みの選手になりたいからというスタートで選んでしまっていると思います。でも、私たちの考えでは、仮にスピードスパイクだったとしても、足に合ってなかったら速く走れないわけです。本質的にサッカースパイクは「足に合うというところからスタートしているんですよ」というスタンスですね。これを私たちは長く言い続け、足に合う事からスタートさせているので。本質的なシューズ選びを追求しています。

モリヤマスポーツ・深尾 ポジション別で分けられていることにより、お客様から見れば確かに選びやすいと思います。ただ、やはり履いてプレーしてみないとシューズが自分に合っているかどうかは判断できません。最初の入り口としてはアリかなと思います。例えば、アシックスさんであれば、『DS LIGHT®』シリーズなど3つのモデルがありますが、それぞれを履いてプレーして、さらに人工皮革なのか天然皮革なのかと絞っていって最終的に自分のスパイクを見つける。私が実際にプレーヤーだった時にそうでしたし、メーカーさんがそう表現して頂いているので、僕らもアドバイスしやすいです。

岸和田スポーツ・竹村 通販でも傾向はありますし、店頭と同じように明確に出ます。例えば「スピードタイプ」という表現が目安になってシューズを選ばれる方は多いです。

[写真]=吉田孝光

―――続いて『DS LIGHT® X-FLY®3』についてうかがいます。各店舗において、お客様からの反応はいかがですか?

ユニオンスポーツ・矢野 新製品の画像解禁になった時は、ユニオンスポーツのTwitterでの反応も非常に良かったです。現状では、一つ前の白アッパーに黒ラインのモデルが、乾選手が代表戦で履いていて露出が多かった影響などもあって好調です。これからの時期だと黄色やグリーンが映えてくるので、また変わってくると思いますね。

モリヤマスポーツ・三田 アシックスさんはリターン率が高いので、今別のメーカーのシューズを履いておられる方も、買い替えなどで戻ってこられると思います。個人的には初動の速さは重要視していません。

岸和田スポーツ・西岡 カラーリングですね。これからの季節に向け、夏っぽいカラーという理由で選びに来られる方もごくまれにですけど、いらっしゃいます。

―――小川選手は前のカラーから『DS LIGHT® X-FLY®3』を履かれていますが、印象はいかがでしょうか。

小川 これが一番自分の足に合っていますし、履き心地がいいです。あと、この色が出た時は嬉しかったですね。赤が好きと言っても慣れてしまうので、「慣れたら違う商品」となってしまう、そのタイミングで新しい黄色のスパイクが出て、気持ちを新たに履けたので、嬉しかったです。新色がどんどん出ることで、新鮮さが出るので、僕たちからしてもすごく嬉しいですね。

東 慶治朗くんの言う通り、新鮮さというか、変わっていくことによって僕たちの興味にも関わってきます。正直、グリーンが出た時は「こんな色出すのか」とちょっと衝撃的でしたね(笑)。僕も色は大事にしている要素なので、嬉しかったです。

[写真]=吉田孝光

―――東選手は、以前『MENACE®』シリーズを履かれていたとのことですが、両モデルを履き比べてどう感じていますか?

東 『MENACE®』シリーズは踏ん張れて、動きやすさがありました。一方でポイントが少し高かったので、『DS LIGHT® X-FLY®3』は履くと安定性があると感じますね。

―――『DS LIGHT® X-FLY®3』のおすすめポイントはどこになりますか?

小川 僕はずっと天然皮革を履いていて、自分の足に合っているので、おすすめです。お店で履いた時は、サッカーの動きを試せないので、どのシューズも同じように感じると思います。すると、いざ動いたときには、なかなか足に合わず、革が馴染むまでは時間がかかったりしますけど、『DS LIGHT® X-FLY®3』はすぐに足に馴染みますから、試してほしいですね。

東 ずっとアシックス製品を使用しているので、比較が難しいんですが、僕も馴染むことが早いと思いますし、良いポイントですね。あとはカラーリングも好きです。

―――こういったカラーは中高生に人気がありますか?

モリヤマスポーツ・深尾 黄色は結構出ている人気カラーですね。新鮮さで言えばグリーンです。このグリーンは今まであまり見たことのないカラーだったので、出た瞬間「おーっ!」と思いましたね。お客様の反応で言えば好みがはっきり分かれるタイプですね。

[写真]=吉田孝光

―――アシックスというブランドイメージについてもお聞かせください。小川選手と東選手は下部組織からヴィッセル神戸のユニフォームを着て、アシックスのロゴを着けて戦っています。

小川 僕はずっと「神戸と言ったらアシックスだ」と教えられてきました。今、Jリーグでアシックスさんがサプライヤーなのはヴィッセル神戸だけなので、一緒に戦っていきたいという気持ちを持っています。アシックスさんは神戸に本社があり、僕も神戸出身ですから、一緒に戦っていきたい、盛り上げて行きたいと思います。

東 僕も「ヴィッセル神戸と言えばアシックス」と叩きこまれていたので、小さい頃から常にそばにある、身近な存在でした。シューズも高校3年で履いた時にフィット感が良かったので、履いてさらにイメージが良くなりましたね。

―――販売店の皆さんはいかがでしょう。

ユニオンスポーツ・清水 アシックスさんは、お客様の足に合うという本質からスタートしていて、一つのモデルで「細い」「標準」「広い」という3つの足幅で展開されています。正直、細いシューズは売れないんですが、アシックスさんはそれでもずっと続けている。ものづくりというスタートの角度や、お客様の足に合わせるというスタンスを今も貫いているブランドなので、本質でシューズを選ぶという姿勢をこれからも続けて頂きたいです。昔と靴ヒモを結ぶ感覚も変わり、今のスタンスを維持することは大変な事だと思います。だけど、3ワイズ展開、足に合うという本質をいつまでも続けていただきたいと。それがアシックスさんの武器だと思います。

モリヤマスポーツ・三田 日本人が誇れるスポーツブランドといえば、海外に行ってもすぐ通じるのはアシックスだと思います。アシックスさんは阪神・淡路大震災でとても苦労をされたところから立て直し、いまや海外で対等に渡り合えるブランドで戦っています。我々小売店は、少子化の影響もあって、今後は難しくなる予想もありますが、アシックスさんは今、逆に伸びて、上を向いている。スポーツ業界全体にとっても、参考になる要因がたくさんあると思います。

岸和田スポーツ・竹村 私たちはサッカー用品を扱っているので、これからも製品の開発に力を入れていってほしいという思いがあります。今までの良いものを残しつつ、技術が進歩とともに新しいものを取り入れたシューズにも期待していますし、フットボールという分野で拡大していってほしいですね。

[写真]=吉田孝光

―――最後に、ユーザーの方へスパイク選びのアドバイスをお願いします。

ユニオンスポーツ・矢野 一番は用途にあったスパイクを選ぶことが最もパフォーマンスアップにつながるので、そこを重要視してほしいですね。デザインももちろん大事ですが、自分がどういう環境で、どういうプレーするかでしっかり選んでもらうことが大事かなと思います。

モリヤマスポーツ・深尾 スパイクを選ぶポイントは一人ひとり異なっています。例えば私たちが接客させていただいた時に、お客様が何を一番に考えているかを引き出せるかどうかで、結果が満足できるものになるか、変わってくると思います。我々は選ぶポイントをしっかりと引き出して、お客様にアドバイスをしていきたいです。

岸和田スポーツ・西岡 言葉だけでは、なかなか伝えることが難しいことであるのは間違いないので、用途にあったスパイクを選んでほしいですし、気軽に直接聞いていただきたいですね。

東 僕もデザインより、フィット感を大切にしてほしいです。カッコいいシューズを選びたい気持ちもわかりますが、サッカーをやっていればカッコいいと思うので(笑)。なので、しっかりと足のことを考えて選んでほしいです。

小川 僕は自分に合うスパイクに迷っていたところを、アシックスさんに助けてもらいました。なので、おすすめとしては、とにかく「アシックスを履け!」としか言えませんね(笑)。足に合わないスパイクを履いているお子さんも多いと思います。アシックスさんのモデル、足にやさしいので。スパイク選びを間違えてケガをしてしまうことがつらいことだと、僕は身をもってわかっています。なので、「小川慶治朗はアシックスに助けられました」と伝えてもらえれば、みんなアシックスを選ぶと思います(笑)。

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