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中田英寿氏がFIFA諮問機関の活動について言及「すごく面白い」

2017.01.19

FIFAの評議機関であるIFAB(国際サッカー評議会)での活動について語った中田氏

 元サッカー日本代表の中田英寿氏が18日、グランドハイアット東京で行われた『シーバスリーガル18年ゴールドシグネチャー・アワード2017 presented by GOETHE』授賞式に出席した。

『シーバスリーガル18年ゴールドシグネチャー・アワード』は“本業のビジネスの成果を通して社会に活力を与えると同時に、社会貢献にも寄与された方”に贈られる名誉賞。「JAPAN CRAFT SAKE COMPANY(ジャパン・クラフト・サケ・カンパニー)」の代表を務める中田氏は日本の食文化やものづくりを世界に発信する活動が評価され「ビジネスイノベーション カルチュラル部門」を受賞した。

 同アワードの特別審査員で建築家の安藤忠雄氏と授賞式でMCを務めたホラン千秋さんとのトークセッションでは、FIFAの評議機関であるIFAB(国際サッカー評議会)でサッカー諮問委員を務めていることについて「今、FIFAでやっているのは基本的にルール改正の会議で、世界中で行わているサッカーのルールを決めていく話し合いをしているのですが、これはすごく面白い」と言及。「例えば、ビデオ判定についての会議では、どこのレベルまでそれを導入するのか。カメラを入れることはコストがかかることなので、導入するのは1部(リーグ)なのか2部なのか。アフリカや南米の奥地(世界中)でも実施するのか。レフェリーは主審が一番権限を持つのか、ビデオ判定が権限が上なのかなど、一つの案についていろいろな角度で見ることがすごく面白い。サッカーのことを話し合っていますが、サッカーと関係ないことまですごく勉強しています」とFIFA(IFAB)での活動にやりがいを感じていることを明かした。

 また、今後サッカー界にどのように関わっていくかについて「サッカーやるのは好きなんですけど、教えたりコメントするのはあまり好きじゃないです」と断言。サッカー界の将来へのビジョンについての質問には「(現場で)やっているわけではないので、外で見ているだけで十分です」とコメントし、これまで協会やクラブによる強化・発展の取り組みとは一線を画してきたスタンスを改めて強調した。

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