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小野伸二が「僕のすべて」と語るマラドーナ「ボールを持った瞬間にワクワクした」

2016.06.20

インタビューに答えてくれた小野伸二 [写真]=大橋泰之

 サッカー史に残る名選手である元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナが、大活躍を見せた1986年のメキシコ・ワールドカップから今年で30年が経過する。

『サッカーキング』では節目の年を迎えるにあたり、マラドーナにゆかりのある様々な人物に、マラドーナを語ってもらう連載企画を実施している。第4回はコンサドーレ札幌に所属するMF小野伸二。幼い頃からマラドーナのプレーに憧れ続けてきたという同選手に話を聞いた。


 1986年のメキシコW杯がマラドーナを最初に見た場面と振り返る小野は、「ボールを持った瞬間にワクワクしたというか、小さいながらも『この人のプレーをずっと見ていたい』と思いました」と、ファーストインパクトで目を奪われたという。

「負けず嫌いで、とにかく毎日、暗くなるまでボールを蹴っていましたし、どこへ行くにもボールと一緒でした」という少年時代を過ごしていたと話す小野は、「『この人みたいになるためには、毎日もっとトレーニングしなきゃいけない』と思うようになりましたし、それまで以上にサッカーが好きになりました」と続け、日に日にマラドーナの存在が大きくなったようだ。

 今もマラドーナのプレーを見るかを尋ねると、「やはり僕の“原点”でもあるので、見ていると幼い頃を思い出しますし、『もっと頑張らないといけない』と感じます」と答えた小野に、最後の質問として「マラドーナを一言で表すと?」と投げかけると、「『サッカーとは?』の答えと同じで、僕の“すべて”ですね。サッカーがなければ今の僕はいないし、マラドーナという存在がいなければ、サッカーを楽しもうとか、世界一の選手になろうという気持ちにはなれなかった。結果として達成はできなかったかもしれないけど、そういう存在がいてくれたおかげで、楽しいサッカーをしながら、見てくれる人を魅了するという部分ではそれなりにやってきたと思うので。マラドーナは僕の“すべて”です」と、サッカー少年のような真っ直ぐな瞳で語ってくれた。

 インタビューでは他にも日本でマラドーナのような存在が生まれる可能性についてや憧れのマラドーナとプレーすることになったら、「マラドーナからペレか、マラドーナかメッシか」の比較議論についてなども答えてくれている。

By サッカーキング編集部

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