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熊本地震で戦争体験を想起…被災地支援を誓うハリル「日本に恩返しを」

2016.04.18

ポスト・イットのアンバサダー就任発表会に出席したハリルホジッチ監督

 日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は18日、スリーエムジャパン株式会社が展開する「ポスト・イット」ブランドのアンバサダーに就任し、出席した発表会にて「平成28年熊本地震」の被災者への思いを口にした。

 14日夜、熊本県を震源とする最大震度7の地震が発生。その後も震度6などの激しい揺れを伴う地震が相次ぎ、今も余震が続いている。この一連の地震で死者は40名、負傷者は1000人を超え、10万人以上が避難所での生活を強いられている。

「亡くなった方々、関係者、ご家族の方々にお悔やみを申し上げます」と哀悼の意を表したハリルホジッチ監督は、「本当に心を痛めています。テレビで見ましたけど、とても悲しいことです」と心境を明かした。

 旧ユーゴスラビア出身の同監督は、自身も「人生できつい体験」というボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を生き抜いた。「地震の被害に遭われた状況は戦争にも似ている。私にとっても思い出すことが多い」と、当時の悲しい記憶が頭を過ぎったという。

 自身も悲惨な経験をしてきたことで、被災者の思いを痛切に感じているハリルホジッチ監督は、「本当にこういった状況は、勇気を持って団結して乗り越えるしかない」と力強くエールを送り、「一生懸命考えて、私ができることをやろうと思っている。私は日本で恩恵を受けているので、こういうところで何か恩返しをしなければならないと思っている」と被災地への支援を誓った。

By サッカーキング編集部

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