横浜ゴムがチェルシーとのパートナー契約記念タイヤを発表…クラブロゴ入り

　横浜ゴムは今年7月から開始したチェルシーとのパートナーシップ契約を記念し、タイヤサイドにチェルシーFCロゴを刻印した「BluEarth－A CHELSEA FC EDITION」を、29日から限定販売することを発表した。販売される地域は、日本をはじめとするアジア、欧州、南米などを予定している。

　同日、東京ビッグサイトで行われた『第44回東京モーターショー2015』の発表記者会見に出席した野地彦旬社長は、昨年末にチェルシーが次のパートナー企業を探すなかで、横浜ゴムが選ばれたことを明かし、「オファーを受けた時は『マジで！？』という感じだった」と驚きを隠せなかったようだ。

　今回の記念タイヤについては「車ファン以外、サッカーファンにも横浜ゴムを知っていただきたい」との意向を踏まえて制作を決定。ハイパフォーマンス低燃費タイヤの「BluEarth－A」をベースに開発し、タイヤサイドデザインに横浜ゴムとチェルシーのロゴを大きく配置した記念タイヤが完成した。

　発表会見にはチェルシーのマネージング・ダイレクターを務めるクリスチャン・パースロー氏も出席。パートナーシップ締結の理由については「横浜ゴムは素晴らしい技術、高い志を持つ企業で、今後はどんどん世界に出ていくことが予想される。我々とともに成長していこうということで契約を結んだ」と説明した。

　また、チームは今シーズンのリーグ戦で3勝2分け5敗の15位と低迷している。現状について、パースロー氏は「苦しい状況下にありますが、まずは“勝つ”ということを目標に横浜ゴムと一緒に頑張っていこうと思います」と復調できるようにクラブとして努めることを誓った。

　なお、今回の記念タイヤは29日から11月30日の期間限定で販売され、横浜ゴム系列のタイヤショップ「タイヤガーデン」「グランドスラム」で注文を受け付けている。