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JPFAが宮城県亘理でサッカースクールを開催「元気をもらいました」

2014.06.29

宮城県亘理郡亘理町を訪れたJPFAのメンバー [写真]=JPFA

 2014年6月29日(日)、宮城県亘理郡亘理町の荒浜小学校で「2014JPFAサッカースクール in 亘理」が行われた。

 この活動には日本プロサッカー選手会(JPFA)の、宮市亮(アーセナル)、太田宏介FC東京)、廣永遼太郎FC東京/JPFA支部長)、圍謙太朗FC東京)、平岡翼FC東京)の5選手と、OBの平野孝が参加した。

 会場に向かう途中、JPFAのメンバーは、亘理町荒浜地区を訪れて被災地の現状を視察。亘理町荒浜地区の視察には、地元の宮城県サッカー協会の佐藤稔理事も同行し、震災当時の状況の説明を受けた。

 サッカースクールは雨の影響により当初予定されていた亘理運動場から場所を屋内の荒浜小学校体育館に変更。選手たちは、荒浜ジュニオールフットボールクラブ、わたりフットボールクラブ、やまもとジュニアフットボールクラブ、よこくらフットボールクラブの小学1年生から4年生までの男女75名とサッカーを通じたふれあい活動を行った。

 ウォーミングアップとミニゲームに続き、最後にそれぞれの少年団チームと選手会チームが対戦。参加した子どもたちだけでなく、観戦していた保護者からも大きな歓声があがり、会場は笑顔に包また。

 以下、JPFA参加者のコメント。

宮市亮(アーセナル)
プロサッカー選手というのは夢を与える存在でなければなりませんので、こうした活動はとてもいい経験でした。子どもたちにも元気をもらいました。選手としてポジティブなニュースを出していけるように、これからも活動していきたいと思います。

太田宏介FC東京
被災地での復興支援活動は今回が初めてだったので、実際に状況を直に知ることができて良かったです。テレビなどで見るのとは違い、当時の様子をうかがい知ることもできました。できることは少ないかもしれませんが、今できることをしていきたいと思います。参加してくれた子どもたちは無邪気で、元気でした。FC東京もベガルタ仙台との試合がまだ残っていますので、今日参加してくれた子どもたちが見に来てくれるとうれしいです。

廣永遼太郎FC東京/JPFA支部長)
震災から3年以上が経ちますが、なかなか被災地に来る機会がなかったので、今回は選手会の活動として来ることができて良かったです。復興は想像していたよりは進んでいましたが、まだまだこれからの部分もあるように感じました。被災した子どもたちは一生傷が癒えないのかもしれませんが、サッカーをしている一瞬は笑顔でキラキラしていました。一瞬でも辛いことを忘れさせることができたのなら、来た甲斐があります。今回の経験をチームにも持ち帰りたいと思っています。

圍謙太朗FC東京
被災地がどのような状況になっているのか気になっていたので、今回の活動への参加を決めました。被災地の子どもたちは元気がなくなっていると聞いていたのですが、今日は元気な子供が多くて安心しました。震災から3年経っても、まだ復興は進んでいないように感じました。子どもたちがサッカーをできる環境も、もっと整えてあげたいと思います。

平岡翼FC東京
被災地を訪れるのは今回が初めてだったのですが、子どもたちの明るい笑顔が印象的でした。サッカーは人を元気にするのだと改めて感じましたし、自分自身も元気をもらいました。

■平野孝(OB)
亘理での復興支援活動は3回目ですが、参加してくれる子どもたちは毎回真剣です。震災復興の支援活動というのは色々なアプローチがあるのだと思いますが、子どもたちを笑顔にするというのが我々の役割です。これからも継続していきたいと考えています。


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