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練習での最新技術導入に横浜FMの齋藤学「色々と知れるのはすごく大きい」

2014.05.07

会見に出席した横浜FMの嘉悦社長、齋藤学、アディダスジャパンのセイラー副社長、横浜FMの篠田コーチ(右から)

 横浜F・マリノスと、オフィシャルパートナーであるアディダス ジャパン株式会社は7日、選手たちのより質の高いコンディショニング管理とさらなるパフォーマンス向上を目的に開発された『miCoach elite(マイコーチ エリート)』システムを 2014 シーズンより導入することを発表した。

 ミランやバイエルン、スペイン代表、アルゼンチン代表などで導入されている最先端のスポーツウェアラブルシステムを、横浜FMがアジア初の導入をすることになり、同日会見が行われた。


 アディダス ジャパンのトーマス・セイラー副社長は、「近代フットボールでは、科学データを使いながら、試合に向けてコーチ陣が選手を仕上げていくことが言える。状態は一人ひとりが違い、日々変化する。けがから復帰したばかりの選手もいれば、代表などの遠征から帰国したばかりの選手もいる。それぞれの選手の違った状態を把握していくことで、次の試合へコーチが違った対策を打つことができる。こういう時にアディダスの『miCoach』が力を発揮する。スポーツ、とりわけフットボールの革新性をリードしている会社として、長い間アスリートに提供するデータを開発してきた。日本・アジアを代表する横浜FMと組み、このような形で紹介できることが楽しみだった」とコメント。

 また、横浜FMの嘉悦朗社長は、「なぜ導入することになったか、理由は2つあります。『私たちのチームのコンセプトに必要』だということ、『現在のチームの状況を改善すること』だということです。コンセプトは試合のイニシアチブを握る、攻守の切り替えを早くする、チームが連動してエネルギーをかけてボールを奪う。これを実行するのに必要なのはハードワークです。ハードワークを支えるのは当然ベストなコンディションが必要だということです。今年は昨年と違い、短いオフ、短い準備期間を経て、厳しい日程を戦うために、まだまだ知見を越えたコンディション作りが必要だと。それを解決するために合理的に解決していかなければいけません。その手がかりがあると思います。有効に活用して、リーグ戦の夏の中断明け以降、パフォーマンスを再び取り戻し、優勝戦線に名乗りを上げていきたいと思います」と、導入の理由を語った。

 また、記者会見には横浜FM所属の日本代表FW齋藤学も出席。機械を背中につけることになるが、「初めて使った時には、少し背中に当たる感じがあったんですけど、何回か使えば慣れました。今日の練習でも使ったんですけど、全然気にならなくなっているので、普段の練習とも変わらず使えていると思います」と印象を語ると、「昨年、僕は試合中、スパイクの中にチップを入れて、どれくらい自分ができているかというのを常に気にしていました。それが練習から知れることはいいことだと思います。キャンプ中の練習試合で使った時に、スプリントの数など、色々と知れるのはすごく大きかったので、日々の練習から知れることは自分には良いことだと思います」と、メリットがかなりあると感じていることを明かしている。

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