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「NIKE CHANCE」関東ラウンド開催、大成高校DF楠本がビッグチャンスをつかむ

2014.02.01

審査員を務めた元日本代表DF名良橋晃氏から表彰されたDF楠本卓海

 ナイキが若き才能を発掘する世界規模のスカウトプロジェクト、「NIKE CHANCE」のジャパンセレクション関東ラウンドが2月1日に開催され、約80名の参加者による激戦を勝ち抜いた大成高校(東京都)のDF楠本卓海が、3月に行われるグローバルセレクションへの出場権を手にした。

「横浜みなとみらいフットボールパーク」に集まった高校生たちは、一次選考では基本的なパス練習や1対1、二次選考ではショートダッシュやミニゲーム、最終の三次選考では11対11の試合と、段階的にプレーエリアを広げて様々なスキルをテスト。攻撃的な選手が目立ちがちなこの種のセレクションには珍しく、センターバックとして強烈な高さ、対人プレーの強さを見せた大成高校のDF楠本が関東ラウンドの勝者となった。

 審査を担当した一人、元日本代表DF名良橋晃氏は審査結果について「紙一重だった」と認めつつ、楠本について「高さ、強さ、ビルドアップの技術、すべての面で光っていた」と評価。とりわけ「個性を出すことができていた」点が選出の理由だったと述べた。楠本は2012年に行われた前回のセレクションで惜しくも代表選出を逃した選手。本人はこの結果に「びっくりしました。今日は反省点が多かった」と驚きながら、「消極的にならないように意識していました。そこはできたと思う」と勝因を振り返った。

 楠本は先に行われた関西ラウンドの代表、履正社高校のFW瀧本高志とともに、「NIKE CHANCE グローバルセレクション」に進出。これはTHE FA(イングランドフットボール協会)の本拠地セント・ジョージズ・パークにあるナイキアカデミーに参加する権利を賭けたトライアウトで、2人は日本の代表として世界各国のセレクションを勝ち抜いた選手たちと競い合うことになる。さらに大きな“チャンス”を手にした楠本は「フィジカルとヘディングはとにかく負けないように頑張ります」と意気込みを語っている。

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