2013.10.18

U-17W杯初戦のロシア戦控える日本…注目は『フロントボランチ』三好康児

 昨年のAFC U-16選手権(イラン)でブレイクし、準優勝の立役者となった三好康児(川崎ユース)は、1年経ってさらに逞しくなった。幼かった顔つきは精悍になり、受け答えもはっきりと、意志のこもった答えを返すようになってきた。

 吉武監督は【4-3-3】の2シャドーの事を『フロントボランチ』と呼び、崩しのポゼッションの中核として重要な役割を与えている。そのポジションで三好は正確なボールコントロールと広い視野を駆使して、高い位置で攻撃の起点となるだけでなく、彼の良さは自ら仕掛けられること。ボールを受けると、素早く前を向いて、ボールを運び、そこから強烈なミドルシュートと正確なラストパスを繰り出す。これが冴えわたると、相手のDFラインを押し下げるだけでなく、多くのDFを引き付け、周りの攻撃力を倍増させる。

 高さとフィジカルを武器に強固なブロックを形成するロシアに対し、彼の機動力と突破力は、日本の攻撃の生命線となる。

「ビデオも見て、攻撃のイメージも守備のイメージも出来ている。ロシアは自分たちがボールを握って高さを出させない。ボールを持たれても、コンパクトにして対応したい。守備の面でも全員の意思疎通や『共鳴』が出来ている。初戦は凄く大事なので、しっかり勝って勢いをつけたい」

 前日練習後、いつものポーカーフェイスと、冷静な口調ながら、これから始まる本番に対し、集中とモチベーションを高めているのが分かった。

 彼に期待したいのがミドルシュート。今年に入り、彼のミドルシュートは更なる磨きがかかり、彼の強烈な武器になりつつある。ロシアのブロックをこじ開け、さらにラインを下げさせて、日本の敵陣でのポゼッションを増やすには、この武器が必要不可欠。

「ミドルシュートを決めるイメージは出来ています。ミドルを狙うことで、相手が前に出てくればスペースが空く。積極的に狙いたい」

 去り際に、彼に「得点は?」と聞くと、「狙います」と即答してきた。頼もしきスナイパーが、ロシアの強固な壁をこじ開ける。

文●安藤隆人

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