2013.09.09

大黒柱を欠いた王者・専修大、首位攻防の後期開幕戦を制す/関東大学リーグ

専修大が首位攻防戦を制した [写真]=内藤悠史

 関東大学1部リーグは4日、後期日程の開幕戦となる第10節が行われ、味の素フィールド西が丘で、首位を走る専修大学(勝ち点22)と2位の早稲田大学(同20)が対戦。優勝の行方を大きく左右する大一番が、後期開幕戦でいきなり実現した。

 日差しが差し込み、突発的な豪雨にも見舞われる厳しいコンディションの下で行われた首位攻防戦は、コントラストの色濃い内容となった。両チームともが、相手を圧倒する時間帯を迎えた末に、競り勝ったのは王者・専修大だった。

「腰が引けてしまった。前半(の出来)が全て。ボールを奪うという良さを出せなかった」と、早稲田大の古賀聡監督は、険しい表情で試合を振り返った。専修大が細かなパスワークで早稲田大を翻弄。後手に回る早稲田大のプレスをかいくぐり、主導権を握った。24分、ペナルティーエリア内で鮮やかな連係を見せ、先制点を奪う。直後の26分にも決定機を作るなど、一方的に攻め込んだ。ただ、大黒柱のMF長澤和輝(横浜F・マリノス特別指定選手)を欠く専修大が、「(長澤の不在で、攻撃の)スピードがワンテンポ遅れて、数的有利を作れず、同数のままズルズルと行ってしまった」(専修大・源平貴久監督)こともあり、追加点は生まれず。ワンサイドゲームの様相を呈しながらも、しかし、最小得点差でハーフタイムを迎えることとなった。

 51分、早稲田大はMF石川拓を投入。交代で活性化を図ると、サイドを起点とした攻撃で、次第に盛り返していく。同点弾は62分。パスカットからショートカウンターを発動し、ペナルティーエリア内の石川へパスが渡る。石川は右足で冷静にゴールネットを揺らした。しかし、専修大も直後に勝ち越し点を挙げる。途中出場のFW鈴木勇二が左サイド深くまでドリブルで運び、クロスボールを供給。ファーサイドに走り込んだFW仲川輝人が、自身2点目を落ち着いて決めた。2-1。専修大が再び1点をリードし、試合は終盤へ向かった。

 80分以降は、早稲田大が完全にペースを握った。「運動量ではどこにも負けない自信がある」との古賀監督の言葉どおり、足の止まった専修大を押し込み続け、同点弾を狙った。専修大GK福島春樹の好守もあり、ゴールを破るには至らなかったが、怒とうの追い上げで王者を追い詰めた。

 試合は2-1で終了。専修大が首位攻防戦を制し、早稲田大との勝ち点差を5に広げた。専修大の源平監督は、終盤の劣勢について「交代で入った選手が良くなかった」と、振り返ったうえで、「後ろ(守備陣)の選手が自覚を持ってやってくれた。今までにないことだった」と、手応えを掴んでいる様子だった。敗れた早稲田大・古賀監督も、「優勝するという目標に何ら変わりはない」と言い切り、今後を見据えた。

 関東大学1部リーグ第10節終了時点の暫定順位表は以下のとおり。

1位:専修大学(勝ち点25/得失点差+17)
2位:早稲田大学(勝ち点20/得失点差+6)
3位:桐蔭横浜大学(勝ち点17/得失点差0)
4位:日本体育大学(勝ち点16/得失点差+4)
5位:中央大学(勝ち点15/得失点差+2)
6位:明治大学(勝ち点13/得失点差+1)
7位:流通経済大学(勝ち点13/得失点差-3)
8位:慶應義塾大学(勝ち点10/得失点差-7/1試合未消化)
9位:筑波大学(勝ち点9/得失点差-2/1試合未消化)
10位:順天堂大学(勝ち点9/得失点差-3)
11位:国士舘大学(勝ち点9/得失点差-8)
12位:東洋大学(勝ち点6/得失点差-7)

文=内藤悠史

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