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2000人の観客も感嘆…バルサとJ下部組織の差、経験値の違い明らかに

グループリーグ初戦で対戦したバルセロナと東京ヴェルディジュニアの選手たち [写真]=瀬藤尚美

 Jリーグの下部組織などが海外クラブと対戦する『U-12 ジュニアサッカーワールドチャレンジ 2013』が開幕した。

 大会初日、ヴェルディグラウンドには、出場している選手たちと同世代の小学生、東京や神奈川県など関東圏のクラブチームや少年団の指導者など約2000人近い観客が集結。会場の観覧スペースが開幕戦キックオフ前に埋まってしまうほどの盛り上がりを見せた。

 この日、訪れた人たちのお目当てはやはりバルセロナに所属する日本人FW久保建英君。2011-2012シーズンに渡西した“天才サッカー少年”が日本の同世代の選手たちを前に、どれくらいできるのか。観客たちは彼の一挙手一投足に熱視線を送った。東京ヴェルディジュニアとの初戦、左FWとして出場した久保君は、その期待に開始1分で応えてみせた。ペナルティーエリア内でボールを受けると、左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。文字どおり、強烈な“凱旋デビュー”を飾った。

 久保君だけに注目が行きがちだが、バルセロナの選手たちはキックオフから先制点を奪うまで、東京ヴェルディジュニアの選手にボールを触れさせず、圧巻のパスワークで先制点を手にした。得点後もバルセロナの選手たちは、素早く的確な判断、正確なボールコントロールで試合を完全に自分たちのものに。ご存知のとおり、試合は4-0でバルセロナが圧勝。スコア以上の試合に観覧スペースからは「これがバルセロナか」という声があちらこちらから聞こえた。続く2試合目もセレッソ大阪U-12に5-0で完勝し、格の違いを見せつけて大会初日を白星スタートで切った。

 試合前日会見でマルセル・サンツ監督の「今大会を最大限楽しみたい。観客のみなさんもバルサのサッカーを最大限に楽しんで」という言葉どおり、バルセロナらしいパスワーク、局面局面での個人技、そして何より一人ひとりがチームのためにハードワークする姿に観客は魅了されていた様子だった。

 当然、目から見える個人技やチーム戦術だけでバルセロナが勝利したわけではない。一対一での心理戦(駆け引き)、毎週末やってくる緊張感のある公式戦の経験(場数)などさまざまな要素が今日の2試合には凝縮されていたように思えた。

 大会は30日まで開催。2日目の28日は、各グループの残り試合が行われ、3日目にはバルセロナと大会選抜チーム、リバプールと大会選抜チームが激突する親善試合も開催予定となっている。

取材・文/高野一也

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