2013.05.06

南米対決に完勝したボカが大会初制覇/東京国際ユース(U-14)大会

ボカがサントスを下して初優勝を果たした [写真]=内藤悠史

 2日から駒沢オリンピック公園総合運動場で開催されていた2013東京国際ユース(U-14)サッカー大会が、5日に閉幕した。9カ国13都市から16チームが参加。最終日は、駒沢陸上競技場、補助競技場、第二球技場の3会場で順位決定戦が行われた。

 陸上競技場では、3位決定戦と決勝戦の2試合が開催された。3位決定戦では、チェルタノヴォ(ロシア/モスクワ)がパリ(フランス)と対戦。4-1でチェルタノヴォが快勝し、3位入賞を決めた。

 決勝戦では、初出場のボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン/ブエノスアイレス)と、連覇を狙うサントス(ブラジル/サンパウロ)が対戦。ボカのサポーターが、近くの席の子供たちをも巻き込んだ盛り上がりを見せれば、反対側のスタンドからは、試合前から“サントス・コール”や指笛、チャントが鳴り響く。15252名(主催者公式発表)もの観衆を集めた一戦は、南米対決ならではの独特な雰囲気の中で始まった。

 試合は開始早々に動く。2分、右サイドからのスローインに反応したボカのMFベラスケスが、相手DFを背負ったまま反転。ボールの勢いを殺さずにペナルティーエリアに進入し、角度のないところから右足を振り抜いた。鮮やかなシュートがゴールネットを揺らし、ボカが先制に成功する。

 22分には、1本の縦パスで最終ラインの背後を取ったボカのFWブロチェロが、並走する相手DFを抜群の加速力で振り切る。最後はGKとの一対一を冷静に決めて、追加点。前半(30分ハーフ)は2-0とボカがリードして終了した。

 後半もボカが試合を優勢に進める。46分には、鮮やかなパス回しから相手最終ラインを完全に崩し、最後はMFロドリゲス・プチが押し込んで、3点目を挙げた。ボカは53分にも追加点を挙げ、スコアは4-0に。ボカはサントスに反撃を許さず、前後半合わせてシュート2本に抑える安定した試合運びを披露。大会初出場で、初優勝を果たした。

 大会を通じて能力の高さを示してきた両チーム。決勝戦では大会屈指のプレーを見せて、激しく、したたかに戦っていた。ボールを扱う技術だけでなく、球際の競り合いにおける体のぶつけ方にも、確かな技術が備わっていた。一瞬の緩急とキレを使った駆け引きは、単純なスピードだけでなく、その速度の生かし方が重要だと理解している証左だった。14歳のそれとは思えないような強度と冷静さを兼備したプレーの数々と、“負けたくない、勝ちたい”という勝利への執着心は、試合を観戦した同世代の選手たちに、大いなる刺激を与えたに違いない。先制点を挙げたボカのベラスケスは試合後、「将来はボカのトップチームでプレーしたい。それが最大の目標」と意気込みを話していた。今大会をきっかけに、選手たちがさらなる成長を遂げること、そして、彼らがトップリーグの檜舞台で躍動する日が来ることを楽しみにしたい。

 2013東京国際ユース(U-14)サッカー大会の最終順位は以下のとおり。

優勝:ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン/ブエノスアイレス)
準優勝:サントスFC(ブラジル/サンパウロ)
3位:チェルタノヴォ(ロシア/モスクワ)
4位:パリ選抜(フランス)
5位:カイロ選抜(エジプト)
6位:東京都トレセン選抜
7位:FC東京深川
8位:ソウル選抜(韓国)
9位:宮城県トレセン選抜
10位:東京ヴェルディ
11位:茨城県トレセン選抜
12位:ジャカルタ選抜(インドネシア)
13位:福島県トレセン選抜
14位:岩手県トレセン選抜
15位:東京都中体連選抜
16位:ニューサウスウェールズ選抜(オーストラリア)

文=内藤悠史

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