早稲田は、快勝で大学日本一に輝いた
平成24年度第61回全日本大学サッカー選手権大会(通称インカレ)の決勝戦が6日、国立競技場で行われ、早稲田大学(関東地区第3代表)が福岡大学(九州地区第1代表)を3-1で下し、5年ぶり12回目の優勝を決めた。
試合後、MVPを受賞した早稲田大学の富山貴光は以下のように勝利を振り返った。
「今まで日本一の経験がなく、優勝の瞬間は、優勝の想いと感謝の気持ち。まだ実感がないので、何とも言えないです」
「(自身が挙げた3点目について)たまたまと言えばたまたま。でも、苦しい時があったからこそ、ボールがこぼれてきた。打った瞬間は『きたな』と思った。左の方がパンチというか強いので、インステップは左の方が自信がある。入って良かった」
―不安な時期があったと言っていたが?
「4年生になって試合で使ってもらえてもFWとして得点が取れずチームにどういう風に貢献して良いか分からなかった。練習に行きたくないと思った時もあった。そんな時、仲間やコーチングスタッフが支えてくれて、監督も信頼して使ってくれた。支えてくれた全ての人に感謝したい」
「(プロでは)大学で培ったもの、サッカー以外でも感謝の気持ちや私生活の面でのことを学んだので、それを活かしたい。大学でやってきたことを結果として、得点という形で示したい。大宮の勝利のためにやることが大事だが、結果を出さないと消えてしまう。まずは開幕スタメンとゴール。2ケタゴールしたい。そのために日々精進してやっていきたい」
「(MVPを取れて)感謝の気持ちが一番。今まで支えてくれた人たちに、MVPという結果として示せて良かった」
[写真]=平山孝志