2013.01.01

柏のネルシーニョ監督「レイソルにかかわる全ての人たちの勝利」/天皇杯

天皇杯優勝に導いたネルシーニョ監督

 天皇杯決勝が1日に行われ、G大阪と柏が対戦。柏が、35分に渡部博文のヘディングで決めたゴールを守り切り、1-0で勝利して優勝を飾った。

 試合後の記者会見で柏のネルシーニョ監督は以下のように語った。

「決勝戦というのは何が起こるかわからないし、最後まで厳しいゲームになるもの。準決勝の横浜FM戦に比べて、今日は立ち上がりが悪かった。G大阪の強みであるポゼッションについていけなかった。相手が攻撃のボリュームを上げるきっかけを与えていた。流れを変えるために、指揮官として決断した。(水野)晃樹は決して悪くなかったが、(田中)順也に役割と作戦を授けてピッチに送り、選手交代で指示を送った」

「そこで得点が入り、守備も伝えたとおりやってくれたが、全体的に見るとガンバのほうがポゼッション、チャンスの数ともに上回っていたが、我慢しながら落ち着いて戦えた。カウンターの質がもっと良ければ追加点を取れたが、良いゲームができた。勝ちに相応しかったと思う」

「今回の先発を決めるときに悩んだが、順也が本調子ではなく、晃樹の調子が良かったということもあり、澤(昌克)と組ませたが、前半からガンバの流れを奪えず、攻撃のリズムも持続できなかったので、ガンバのDFラインを警戒させたかった。順也にDFを引きつける役割を伝えた。良くやってくれたと思う」

「後半はガンバのパスサッカーをスピードアップさせなかった。スペースを与えてはいけないということを、後半は選手たちがしっかり感じてくれた。増嶋(竜也)と渡部(博文)がハイボールも優位に立てた。ガンバのボリュームある攻撃に対し、選手たちは落ち着いて守ってくれたと思う」

「作戦はトップ下から晃樹に彼の特長を生かしたサプライズを起こしてほしかった。ただ、相手もあるし、自分たちの調子もあるし、そこがうまくはまらず、順也が入り、澤も慣れたポジションで攻撃し、落ち着いて戦うことができた」

「ACL(出場権獲得)は強い目標。クラブにとって大きな目標だった。選手たちが覚悟と決意を持って臨んだ結果だと思う」

「(37年ぶりの優勝ですが)私も若い頃です(笑)。私が就任したのは2009年の後半戦。降格しないようにという時期だったが、幸か不幸か願いはかなわなかった。彼らのすべてを見つめて『ビットリア』(勝利)というテーマを掲げた。勝つためにここにいる、勝つためにしなければいけないこと、そういう考えを伝える努力を始めた。選手たちは2010年からそのマインドでともに歩いてきた。これは選手だけでなく、クラブ、レイソルにかかわる全ての人たちの勝利。今のレイソルには、そういうものが根づいていると思う」

[写真]=足立雅史

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