引退する中山は有終の“ゴンゴール”を決めた
JPFA(日本プロサッカー選手会)により東日本大震災の復興支援を目的とした「チャリティーサッカー2012」が26日に行われ、東北にゆかりのあるJPFA所属選手が集まった「東北ドリームス」と、海外組が中心となった「JAPANスターズ」が対戦。5-2で「JAPANスターズ」が勝利した。
今シーズン限りで現役を引退することを表明した「JAPANスターズ」の中山雅史は、83分からピッチに立ち、試合終了間際の90分にチームの5点目を決めた。
試合後、中山は以下の様にコメントしている。
「若い選手のプレーを見ていて、すごく頼もしいなと思いました。ああいうプレーができたら幸せなんだろうなと思いました。まだまだ未熟者だなと思わされた、良い機会でした」
「(最後の試合になると思うのですが)誰が最後と言いましたか? 僕は『引退する』とは言っていません。『一線を退く』だけですから(笑)。まぁ、でも実質はそうなると思いますので、今日のユニフォームは大切にしたいと思います」
「(その『一線を退く』ことについては)やはり歯がゆい気持ちがありますね。未練たらたらです。肉体的な衰えは抜きにして、もっとこういうふうにプレーできれば、というのは痛感します。でもそのためには努力しなければいけない。今後も努力はしていきたいと思います」
「(得点について)うれしかったです。GKも真剣にやってくれていましたからね。あそこで決めればファンの皆さんも喜んでくれるというメッセージが、ベンチからひしひしと伝わっていました(笑)。みんなの気持ちが乗り移ったゴールだったと思います」
「(ゴール後の胴上げはいかがでしたか)胴上げって気持ちいいですね。また、どこかでしてもらいたいです」
[写真]=足立雅史