2018.12.29

<羽黒>「0-6」をエネルギーに 前回の大敗を糧に県12大会ぶり勝利を【選手権出場校紹介】

嵯峨野凱
前回大会の悔しさを知る一人、羽黒MF嵯峨野 [写真]=吉田太郎
育成年代を中心に取材活動を展開。

あの悔しさは忘れない。7回目となる選手権出場を果たした羽黒は、1年前のリベンジとなる大会に臨む。

 羽黒は6年ぶりに出場した前回大会初戦(2回戦)で大阪の強豪、大阪桐蔭と対戦。前半3分に先制点を奪われると、31分からの10分間で3連続失点をしてしまう。結果は0-6の大敗。久々の選手権は力負けで終わった。

 先発の半数以上を占めていた現2、3年生にとって、「0-6」は今年のエネルギーに。CB星野竜弥主将(3年)は「去年は何もできなかったという部分が大きいので、そういう部分が今年の成長できた部分に繋がっていると思っています」と語る。

 今年も龍谷との2回戦が初戦。エースMF嵯峨野凱(3年)は「去年と一緒の2回戦からなんですけれども、『去年と一緒にならない』という気持ちがどこのチームよりも一番強いと思う」と同じ全国2回戦でリベンジすることを誓った。

 例年、テクニカルな選手の多い羽黒は今年も嵯峨野やMF吉葉琉紀(3年)ら攻撃力を持った選手たちがポゼッション、サイド攻撃を繰り出す。同時に6失点からスタートした今年のチームは守備意識が高い。

 インターハイ予選、選手権予選は、いずれも無失点優勝を狙ってそれを実現。ゲームを読む力に長けた星野がインターセプトを連発し、GK小玉太一(3年)がファインセーブを見せるなど守備の中心選手たちが持ち味を発揮した一方、決勝戦では敵陣で奪われたボールを「自分が守備をすれば周りも楽」という嵯峨野が奪い返して決勝点に繋げている。

 屈辱的な6失点を忘れず、全員で積み上げてきた堅守。今年は特長のパスワークに加え、無失点優勝で自信を得た守備を持って全国へ。星野は「県大会を無失点で抑えられているというのは一個の自信になりますし、全国大会でも通用する部分だと思うので自信を持って大会に臨んでいきたい」と意気込んだ。06年度大会の1回戦で羽黒が勝利して以来、山形県勢は11年連続初戦敗退中。悔しい敗戦をバネに成長を遂げてきた山形の名門が今年、その不名誉な記録もストップする。

取材・文=吉田太郎

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