2018.12.29

【インタビュー】清原果耶(高校選手権応援マネージャー)「素直な気持ちで、陰で支えて応援したい」

高校選手権の応援マネージャーを務める清原果耶さん
1984年東京都生まれ。2012年よりWeb『サッカーキング』で編集者として勤務。2019年7月よりWeb『サッカーキング』編集長に就任。

 今年で第97回を迎える“冬の風物詩”全国高校サッカー選手権大会が30日に開幕するが、同大会には第84回大会から毎年、花を添える応援マネージャーの存在がある。

 初代の堀北真希さんを筆頭に新垣結衣さんや広瀬すずさんといった、現在活躍するそうそうたるメンバーが務めてきたが、今大会では2014年に「アミューズオーディションフェス」でグランプリを獲得し、現在は雑誌『Seventeen』の専属モデルとして活躍する他、ドラマ『あさが来た』『透明なゆりかご』、映画『3月のライオン』『ちはやふる -結び-』などに出演し、女優としても評価を高めている清原果耶さんが務めることになった。

 大会を控え、意気込みや応援マネージャーの活動を通じて伝えたいこと、今後の夢などを聞いた。

インタビュー=小松春生
写真=野口岳彦

■気負わずに、私らしく

―――最初に、高校選手権の応援マネージャーに就任すると聞いた時の心境から聞かせてください。

清原果耶(以下、清原) 正直に言って、歴代マネージャーの方々の中でも、私はサッカーのことをあまり知らない、携わる機会が少なかった人生だったと思います。もちろん嬉しい気持ちが最初にありましたが、「私でいいんですか?」という不安も大きくて。その気持ちを抱えたまま就任発表会見をさせていただいたんですけど、スタッフさんから「サッカーのことをあまり知らないから不安になっていると思いますが、サッカーを知らない人から見た、サッカーの楽しさや見どころを発信してもらえれば」という言葉をかけていただいて。そこから、気負わずに私らしく頑張ればいいのかなと思うようになりました。

―――就任会見までは喜びよりも、不安な気持ちの方が大きかったと。

清原 そうですね。実感がなかなか湧かなかったんですが、会見当日の朝、急な胃痛で目が覚めて、プレッシャーと緊張感に襲われました(笑)。大会が始まり、競技場に行き、実際に試合を見た時に、どういった想いが自分から湧き出てくるのか未知数なので、今はその気持ちをしっかりとコメントできるようにしないといけないなと思っています。

―――応援マネージャーが決まった際には、ご両親もかなり喜ばれたそうで。

清原 はい。「え、果耶がやるの?」とは、もちろん言われましたけど(笑)、素直に喜んでくれて、「テレビ見るね」と言ってくれました。両親に応援してもらうことは、何よりも安心しますし、力になるので頑張りたいです。

■運動部は“仲間”という言葉が輝いている

―――サッカーにはあまり携わる機会がなかったとのことでしたが、現段階ではサッカーについて、どういったイメージをお持ちですか?

清原 仲間やつながり、です。中学校の時のサッカー部を思い出したり、過去の高校サッカーの資料を見させて頂いたりする中で、一番印象に残っているのは、仲間やチームメイトとの仲の良さでした。仲間との絆や監督・コーチ、ご家族の方々の愛。そういったこともこの機会を通じて、触れていきたいです。

 あと、私は2002年生まれなんですが、そのことを話すと「日韓ワールドカップの年ですね」ということは高確率で言われますね。中学生の時にネイマール選手が学校内でブームになって盛り上がっていましたし、「俺は将来メッシのような選手になりたいんだ」と言っている友達がいました(笑)。

―――ご自身は体を動かすことがお好きですか?

清原 好きです! 小学1年生から中学1年生までクラシックバレエをやっていて、小学5年生から中学1年生まではミュージカルスクールでジャズダンスも習っていました。

―――始めたきっかけは何だったのでしょう?

清原 両親に「空手がやりたい」と言ったら、クラシックバレエの教室に連れて行かれたんです(笑)。なので、そのまま通いました。ジャズダンスはミュージカルスクールに通い始めたことがきっかけです。。

―――最初は空手ですか!?(笑)

清原 友達が空手を習っていて、それを見て「いいな、強くなりたいな」と思って(笑)。小学1年生の私は強くなりたかったんだと思います。でもきっと、お母さんが“女の子らしく”ということでバレエに連れていってくれたんだと思います(笑)。

―――清原さんが思う体を動かす魅力は何でしょう。

清原 私はジャズダンスやクラシックバレエは「気持ちがいい」「楽しい」という簡単な理由でやっていましたけど、それが一番かなと思います。成績を残さないといけない、という習い事ではなかったので、楽しく呑気にやってこられたのかもしれません。やはり、楽しくないと続かないですし、自分が楽しめているものを見つけられたことは、すごくいいことだったと思います。

―――中学校では部活動は?

清原 習い事のミュージカルスクールを続けるためにはスケジュールの制約などがあったのですが、部活もやりたくて。両立できる部活を探していたところ、茶道部を見つけて。週に2日くらい活動があって、放課後にお茶を点てていました。

―――バレエや茶道はお嬢様のイメージがある一方で、強くなりたいと思ってしまうところもあって、ギャップがありますね(笑)。

清原 「すごくギャップがある」とよく言われます。運動が好きだけど部活が茶道部とか、落ち着いているように見えるけど、大阪出身なので、喋ったら関西人なところが出たり(笑)。

 部活はもちろん運動部も気になっていました。バスケ部の友達やクラスのサッカー部の男の子たちが、放課後だけじゃなく休み時間も集まってワイワイしているのを楽しそうだな、と思って見ていました。私もダンスを習っていなかったら、陸上部に入りたい気持ちもあって。体を動かす系の部活に興味を持っていましたね。

―――そういった姿を見ていたことで、仲間やチーム意識を感じるようになったのかもしれませんね。

清原 そうですね。運動部は“仲間”という言葉がピッタリで、キラキラ輝いて「青春だな」と、お茶を点てながら思っていました。もちろん茶道部も和の心が身につきましたし、いい部活ですよ(笑)。

■選手の皆さんに安心感を持っていただける応援マネージャーに

―――先ほどダンスのお話が出ましたが、高校選手権初の試みとして、清原さんがダンスで高校サッカーを応援する企画が行われますね。清原さんにとっても、大会全体としても新しいチャレンジになります。最初にこのお話が出た時にはピンとこない部分もあったと思います。

清原 お話を聞いた時は、「ダンス…私がですか?」と聞き返しました(笑)。これまでの応援マネージャーがダンスをしていなかったことは知っていましたし、サッカーとダンスの組み合わせが想像もつかず、最初は「?」が浮かびました。

 今までやってこなかったことへの挑戦は、いろいろな意味でスリルがありますし、「私がしっかりしなきゃ」というプレッシャーも感じました。でも、私がプレッシャーを感じる時間があるなら、選手の皆さんを応援するための勉強や、応援ダンス企画への熱意を増やしたほうがいいと、考え方を変えて必死に練習してきました。

―――選手にインタビューをする機会もあるそうですが、普段はインタビューをされる側の清原さんが、同世代の選手たちに話を聞くことになります。

清原 私がインタビュー…。そうですね、選手の皆さんの想いをしっかりと聞きだせるような考えや雰囲気を持って現場に行きたいと思います。

―――応援マネージャーとして選手を後押ししたいですね。

清原 後押しできるくらい、選手の皆さんに安心感を持っていただけるようなマネージャーさんになりたいです。

―――清原さんは応援マネージャーとしての活動となりますが、部活動のマネージャーのイメージはお持ちですか?

清原 はい。でも、私の中学校ではどの部活にもマネージャーさんがいなかったので、漫画などから情報を得ました。選手の皆さんが練習終わって、戻ってきた時にドリンクやタオルや氷を渡したりしているのがマネージャーさんのイメージです。あと、結構タフなお仕事ということも聞きますよね。ボールを磨いたり、洗濯をしたり…。選手の皆さんを陰で支えて応援する立場はすごくカッコいいですよね。

 私にとって新しい経験ではありますが、私にとっての“挑戦”として取り組むのではなく、素直な気持ちで、陰で支えてしっかりと“応援”していきたいです。

―――高校生は大人になっていく過程で大切な時期です。清原さんご自身は今、どういった気持ちを持ちながら、将来を描いていますか?

清原 私はまだ先々を見据えられていないので、まずは来年も女優としても、モデルとしても沢山の現場を経験して、一つ一つ丁寧に向き合っていきたいと思います。その経験を無駄にせず、しっかり吸収して、勉強をいっぱいできる年になればいいなと考えています。

―――例えば、この選手権に出場した選手がプロになって、将来お仕事でお話を聴く機会もあるかもしれないですね。

清原 そうなれば素敵ですね。

―――最後に、今大会に出場する選手たちに応援のメッセージをお願いします。

清原 この大会にかける想いは選手の皆さんが高校、中学校、小学校、それよりももっと前からサッカーへの想いをかけて大変な努力をされてきた方々だと思うので、自分の悔いが残らないような、最高のプレーをしてもらいたいです。応援しています!

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