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前回準Vの流経大柏が2年連続選手権! 市立船橋との6年連続“頂上決戦”制す

2018.11.18

2年連続の選手権出場を決めた流経大柏 [写真]=瀬藤尚美

 第97回全国高校サッカー選手権大会の千葉県予選決勝が18日に行われ、流通経済大柏と市立船橋が対戦した。

 6年連続で同一カードの決勝戦となった試合。昨年度は流経大柏が全国へ進み、準優勝に輝いた。一方の市立船橋は今夏のインターハイに出場。ともにユース年代最高峰のリーグである高円宮U-18プレミアリーグEASTで今季戦っており、現在流経大柏は3位、市立船橋は5位と全国でも屈指の実力を持つ2校による1枚の切符を懸けた予選決勝となった。

流経大柏の先発メンバー [写真]=瀬藤尚美

市立船橋の先発メンバー [写真]=瀬藤尚美

 流経大柏は鹿島アントラーズへの来季加入が内定しているCB関川郁万(3年)が先発。市立船橋はウイングバック、1アンカーを置く3-5-2システムで入る。ペースを握ったのは流経大柏。中盤で数的優位を保ちつつ、FW左部開斗(3年)にロングボールを当てる形で押し込んでいくと、14分にセットプレーで先制する。右コーナーキックの混戦からファーサイドまでボールがこぼれると、熊澤和希(3年)が右足でシュート。ボールはゴール前の密集を抜けて、ニアサイドのポストに当たって吸い込まれた。前半は得点後も流経大柏ペースで進むが、得点は生まれずに終了。

熊澤(右)のゴールで流経大柏が先制 [写真]=瀬藤尚美

 後半に入ると市立船橋に推進力が生まれ、特に前半よりも両サイドのウイングバックが高い位置を取れるようになり、右ウイングバックの松尾勇佑(3年)がキレのあるドリブルからクロスや自らシュートを狙い、流経大柏ゴールを脅かす。

 しかしあと一歩が届かずにいると終了間際の79分、前がかりになっている裏をつき、流経大柏に決定的な2点目が生まれた。熊澤がペナルティーエリア内左の深い位置でボールをキープすると左足のクロスに、交代でピッチに立ったばかりの岡本竜(3年)がヘッドで合わせた。2-0で勝利した流経大柏が2年連続6回目の選手権出場を決めた。

岡本(中央左)のゴールで流経大柏に決定的な2点目 [写真]=瀬藤尚美

表彰式直後の喜び [写真]=瀬藤尚美

【スコア】
流通経済大柏 2-0 市立船橋

【得点者】
1-0 14分 熊澤和希(流経大柏)
2-0 79分 岡本竜(流経大柏)

【出場選手】
流経大柏(4-4-2)
松原颯汰(1年):西尾颯大(3年)、須永竜生(3年)、関川郁万(3年)、佐藤輝(3年):芹田悠真(3年)(69分 中井颯人(3年))、八木滉史(2年)(75分 北島直樹(3年))、藤井海和(1年)、熊澤和希(3年):森山一斗(1年)(59分 三好麟大(1年))(80+1分 木村聖(2年))、左部開斗(3年)(75分 岡本竜(3年))

市立船橋(3-5-2)
田中悠也(3年):鈴木稀裕(3年)、岡井駿典(3年)、田谷澪斗(3年):松尾勇佑(3年)、鈴木唯人(2年)、大関克弥(3年)、井上怜(3年)(62分 城定幹大(3年))、橋本柊哉(3年):西堂久俊(3年)(80分 岸本駿朔(3年))、佐藤圭祐(3年)(69分 郡司篤也(3年))

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